まさにこれから山に入ろうというところに Villefranche de Conflentはある。 (JPEG 43.4KB) |
壁に開いた小さな門の奥には カタルーニャ人の住む集落があった。 (JPEG 54.7KB) |
門の内側に残る かつての跳ね橋の遺構。 (JPEG 35.4KB) |
門の脇には、戦災に遭った 子供の慰霊碑がある。 (JPEG 68.5KB) |
西側の門から集落を貫く Saint Jean通り。 (JPEG 39.4KB) |
カタルーニャ旗を掲げる St. Jean通りの土産物屋。 (JPEG 49.6KB) |
民家の壁に止まっていた 陶製の蝉。 (JPEG 35.8KB) |
東端の広場から St. Jean通りを望む。 (JPEG 40.5KB) |
St. Jean通りは東端の広場に達している。 赤紫蘇のような葉はプルーンの木。 (JPEG 50.8KB) |
Villefranche de Conflent フランスの地中海沿い、といっても ニースやカンヌなど有名な観光地が連なる コート・ダジュール(紺碧海岸)ではなく スペインに近い地方は 昔からカタルーニャ人の居住地だった。 フランス最南端の都市ペルピニャンから スペインとの国境をなすピレネー山中の 独立国アンドラへの道は そんなわけで、今なおカタルーニャ人の住む集落を 縫うようにして走っていく。 プラタナスの老木が立ち並ぶ並木道を進み 間もなく収穫の時期を迎える葡萄畑を抜け 雪溶け水に白く濁った急流に沿って高度を上げていくと 不意に、行く手に石積みの城壁が現われた。 |
西側の門から入るとすぐに広場があり それに面してレストランが椅子を並べる。 (JPEG 55.9KB) |
最初はただの城跡に見えたが クルマを停めて近づくと 中に集落があることがわかった。 ヴィリュフランシュ・ド・コンフラン。 自由都市という名を冠した小さな集落だった。 フランス、スペイン両大国の侵略に抵抗し 民族独立のために闘った歴史を持つ城塞都市だ。 風がぱたりと止んだ夏の午後 城壁内にはカタルーニャ人よりも 観光客の姿が目立っていた。 けだるく平和なけしき。 その中で、カタルーニャ語を含む 各国語で描かれたレストランの看板だけが 静かに、この地の複雑な歴史を語りかけていた。 ひろば96年7月号より |
北側の壁に沿って 細い路地が集落を囲う。 (JPEG 35.5KB) |
レストランにあった カタルーニャ語の看板。 (JPEG 42.3KB) |
壁の隙間から 近くの山頂の城を望む。 (JPEG 18.2KB) |
Villefranche de Conflentから アンドラへの道。天候はいつも不安定だ。 (JPEG 31.9KB) |