XJ900の爽快チューン
2008年4月3日 - ASウオタニSPIIフルパワーキット(TPS対応)装着完了   
     
XJR1300-1フルパワーキットのマップ。3月19日のディバージョンのSTDと比べ、スロットル開度による変化が大きいのがわかる。
 イグニッションコイルまわりの配線に1日、ローターの位置決めと取り付けに1日かかって、ようやくフルパワーキットの装着が完了し、テスト走行を開始した。
 私が装着したSPIIフルパワーキットは、 XJR1300-1というモデルで、1999年型までの XJR1300用に開発され、 XJR1200にも使用可能な製品である。 7500rpm以上の20%開度近辺ではBTDC53度あたりまで進角する反面、 80%開度以上では4500rpm近辺の37度が最大で、 6000rpmあたりから上ではBTDC33度程度をキープするという全体の傾向に加え、70%以上の開度に、 3500rpmの20度を底とする明瞭な谷が設けられている。

 STDを基にしながらも、 きめ細かな特性の造り込みが行われていることが、点火マップ(三次元グラフ)から読み取れる。が、しかし、想定外の機種である 我がXJ900への流用においては、そうした細かな造り込みよりも、全体の傾向が合っていることが重要なのは言うまでもない。
 その点、排気量は異なれど、基本設計が1980年代/ヤマハ製/空冷並列4気筒/STDキャブが CVタイプのミクニBS36…と、共通する点が多いから、大外れではあるまい。
 走っての第一印象は、とにかくスムーズ。全閉付近の挙動がおだやかになっているから、どんな走りをしても好印象を受けるに違いない。
 去年7月の引っ越しを機に自宅の一室を仕事場にしたので、バイク通勤ではなくなった。バイクに乗る機会が減ったのは残念だが、数日がかりのゆっくりした作業ができるというメリットもある。そのせいか、とにかくここのところ手が遅い。同じ作業に以前の数倍の時間がかかる。


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