XJ900の爽快チューン
2008年4月12日 - 鯖街道、修理ツーリング(前編)   
     
 BBSで呼びかけた 今日の鯖街道セ
ッティング&ツーリングには、にえさんと tetsuさんが大阪から、むらかみさんと私が京都から第一集合場所の京都東ICに集まり、湖西バイパス〜途中〜花折を通って鯖街道へ。
 むらかみさん以外の3人は、途中で停まっては、それぞれちょこちょことセッティングを変更し、走って

右に切ってみたが、さほど動きは悪くない。う〜む、何でかなぁ…と、原因を考えていたところ、にえさんが、押して歩くとかなりハンドルが重いのを発見。タイヤのせいかと思
ってチェックをしたが、異常なし。え〜い、とりあえず乗ってみよう…と、yajiさん号に跨がった私は、駐車場から出て、表の国道を走ってみ

yajiさん号のホイールを取り付けるにえさん。向こう側がyajiさん。手前は、次は自分の番だとは思いもしていないtetsuさん。
は確認…と、その名のとおりのセッティング&ツーリングとなった。
 私の XJ900は、パイロットスクリュー戻し回転を、2〜2.5の間でベストを探るのと、点火時期(ステーター位置)をSTDよりも進角側に5〜
7度の間で振ってみて 最適位置を決めるのと、 TPSの取り付け角度を微調整するのが今日の課題だった。
 第二集合場所の朽木の道の駅までは、4人とも自分のマシンに乗り、テストを兼ねた気分爽快なツーリングを楽しんで、予定どおりの11時に到着。そのときすでにyajiさんは、遠路はるばる岐阜から到着されており、 初期型SR500に似たマルーンに金ラインのXJ750Eが停まっていた。
 挨拶もそこそこに、真っ直ぐ走らない原因の追求開始。ステアリングヘッドの締めすぎか…と、ごく普通に見当をつけ、センタースタンドを立てて前輪を浮かせ、ハンドルを左

る…つもりだった。
 が、走りだして5mも行かないうちに、yajiさん号の操舵力は、まるでサイドカー並みだということがわか
った。サイドカーを知らない人にはブルワーカーと格闘しているようなもの…といえばいいだろうか。恐くなった私は、駐車場の植え込みのまわりをぐるっと…ではなく、ぐぐぐぐいぐいぐい…と回って、元の位置に戻った。真っ直ぐ走らない…なんてなまやさしいものではない。これで岐阜から下道を走ってきたなんて信じられない。yajiさんったら、ほんとに男前なんだから。
 みんなのところに戻った私は、すぐさま、フロントまわりの全バラを決め、その場で調達した角材をかませてフロントを浮かせ、ホイール、フェンダー、フォーク、トップブリ
ッジ+ハンドル+ヘッドライトを外し、アンダーブラケットを抜いてベ

ホイールなども、名手にえさんが正しく締めつけてくれた。
 するとどうだ。ブルワーカーyaji号のハンドリングは、完調ではないものの、まぎれもなくXJ750Eの特徴を感じさせるところにまで復旧したのである。国道に出て数百mの区間を往復してみた私は、これなら自分にも岐阜まで走れそうな気がした。
 想定外のピット作業のおかげで、予定よりも1時間ほど遅れたところで、お楽しみのランチバイキング。濃いメンバーばかりだから、話は思い切り盛り上がる。ほとんど、ここの BBSでやりとりしているような、病人同士ならではの会話だ。
 1時間ほどして、ようやく席を立
った我々は、小浜方面と今津方面の分岐までyajiさんを見送り、恒例の小浜まわりで京都市内に向かうことにした。ここからは私がにえさんのRZ、 にえさんが私のXJ900に乗る。
満開の桜とコブシの下で、それぞれ課題のセッティングにはげむ、むらかみさん、にえさん、tetsuさん。朽木の道の駅にて。
アリングを点検してみた。最近ベアリングの皿は新品にしたが、ボールは中古を再使用したとのこと。確かに、新品のボールほどスムーズには動かないとはいえ、あれほどの重さの原因は他にありそうだ。
 とりあえず、ガタのない範囲でできるだけ緩くスロッテッドナットを締め、トップブリッジ、フォーク、

 直したばかりのXJ750Eがスムーズに走っているのをバックミラーで確認しながらひと山越え、 国道303号に出たところでyajiさんとお別れした。信号待ちで「すごくよく走るようになったよ〜。ありがと〜」と、とても嬉しそうなyajiさんの笑顔を見られたのが、今日のツーリングの一番の収穫だった。(続く)


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