よさの違いみたいなものだろうか。 体が感じる“気持ちよい”加速ではなく、乗り手の意識にまでおよぶ “気分よい”加速こそ、 GX/XS750の最大の魅力であり、のんびりした(ゆっくりした、ではない)ツーリングの相棒にぴったりだ。 前世紀末あたりから続くライダーの高齢化は、今後も止まらずに続いていくはずだ。その流れの中で、彼らの多くがH-DかBMWを選ぶのは、日本のメーカーが“のんびりしたツーリング”の相棒にふさわしいマシンを造っていないからではないか。H- DやBMWに乗りながら、実はもう少し |
| 操縦性が素直なほうが良い、足つき性が良くなってほしい、国産で良いのがあればそれで良い…などと思っているユーザーは少なくない。 GX750を再生産したのでは 話にならない(エンジンは小改良で充分)だろうが、もうそろそろ、気持ちだけでなく気分まで良くしてくれる、新しいカテゴリーの国産車が現われても良いと思う。製造(国内生産でなくても可)とサービスは今のメーカーで良いが、販売店はレクサスみたいに別ブランドがいいなぁ…と、GX750の発見により、 夢みたいなことを考えた一日だった。 |