XJ900の爽快チューン
2008年6月8日 - 昨日のセッティング&ツーリング   
     
朝8時に集合場所に集まった変態オヤジ衆。今回の獲物(SRX400 kei-1号)を前に、どう料理すべえか…と相談中。
走っている様子を見たり試乗をしながらツーリングすることにした。
 最初の区間は丘陵を縫う広域農道である。ここではみんな自分のバイクに乗り、セッティングを確認したり問題点を洗い出したりした。
 私はといえば、決まったキャブセ
ッティングに続いて操安性が復旧したおかげで、久しぶりに満足のいく限界走行ができた。誤解のないようにつけ加えておくと、ここでいう限界とは、ブラインドの左コーナーの途中に山菜採りのオバチャンのクルマが停まっていてもパニックに陥らず、草木に遮られて見えない脇道から山仕事を終えたオッサンの軽トラが突然出てきても慌てず、ライディング操作に対するマシンの反応を味わう余裕を失わない、限界である。
 おまけにこの区間では、仕上がりの良さそうなRZに乗る、観察眼の鋭い“にえ”さんが後ろについていたから、おっとっとな目にあわず、バランス修正のために膝を開かず、美しいラインどりが崩れないように留意し、しかも、それらのバックグラウンドでの処理が“マシンの反応を味わう”というメインタスクに悪影響を与えない限界での走行だった。
 悔しいのは、一度だけ、平地の見通しの良い右コーナーでRの目測を誤り、4〜5mにわたってセンターラインを越えてしまったことだ。にえさんにしっかり見られてしまったに違いない。前車や障害物を避ける以外でセンターラインを越えるのは、クローズドサーキットで逆回りをするのと同じくらいのルール違反だと考えているから、そうならないようにはどうすべきか、反省中である。

 昔は、こういったことを教えてくれる良心的な雑誌があった。私は、バイクに興味を持ちはじめた頃に買
っていた“モト・ライダー”誌に教えられた。「公道では絶対にセンタ
ーラインを越えてはいけない」は、編集部員とエキスパートライダーがツーリングに行き、いろいろと教えてもらうシリーズの中での本橋明泰さんの言葉だったと記憶している。
 広域農道があまりにも気持ちよか
ったので 国道165号に曲がるべきところを直進してしまい、気がついたら 369号への合流点だった。間違えず 165号に入ったらしいかわぐちさんと携帯で連絡をとりあいながら、名阪国道の壬生野ICで合流することにして香落渓沿いを北上した。
 RZにえ号に試乗したのはこの区間だった。走りはじめた途端に“やられた!”と思った。復旧したはずのわがXJ900よりもさらに ステアリングヘッドの動きが軽く、切れはじめの舵角のつき方がスムーズで、直進時のフィーリングも良い。
 エンジンも私が使った 6000rpm以下では、 2500rpm近辺でのブルブルした振動を除けば非常に良好な仕上がりで、とくに減速時の振動のなさは絶品だった。交換試乗したにえさんによると、2年前のXJ900は、もっと“すっ”と、旋回開始時にステアリングヘッドまわりが動きはじめていたとのこと。今の方式にして3万km以上走ったから、明らかな異常は感じなくても、そろそろベアリングを交換したほうが良さそうだ。
 問題の kei-1号にも試乗し、壬生野でかわぐちさんを待ちながら、あれこれ解決策を考えた。(続く)
 梅雨の晴れ間の土曜日。朝練と称して奈良市月ヶ瀬の“湖畔の里”駐車場に集まり、恒例のセッティング&ツーリングを楽しんできた。
 参加者は、大型リードバルブを装着後のRZで初ツーリングに臨む“にえ”さん、フロントフォーク他足まわりの大改造後SRX400のセッティングに悩むkei-1さん、 SRX600に装着したCRキャブのご機嫌とりを楽しむ
“かわぐち”さん、 BMW R850Rで参加された初対面の(実は kei-1さんとはネット上の知り合いだと判明)トナカイさん、 BMW F800Sで駆けつけ途中で離脱した月ヶ瀬の常連“がんちょ”さん、そして私の6人がバイク組。月ヶ瀬から近い名阪スポーツランドへ走りに行く前に見送りに(上の写真を撮りに?)来てくれたtetsuさんと、 走りを終えてカフェに向かう路上で偶然遭遇した“むらかみ”さんがスポット参加のクルマ組。集合場所ではGSX-R1000 K6に乗る読者の方にも声をかけられた。
 さて、もうフツーのツーリングでは飽き足らない変態オヤジ衆は、すでにこの日の餌食を SRX kei-1号に定めており、集まるやいなや“コイツをどうやって料理しよう…”と相談し、にえさんが軽く試乗して症状を探った結果、危険ではないので、


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