XJ900の爽快チューン
2008年7月22日 - スイングアームピボットとステアリングヘッドの組み立て   
     
Hi-Efステアリングヘッドの要といえるアンギュラーボールベアリング7906。1個7000円超と高価だが、見るからに高精度である。
最初はスロッテッドナットレンチを用い20Nm程度で締め込む。
いったん緩め、指先の力だけで締める。たぶん2〜3Nm程度。
 今日の作業は“外したパーツを全部組みつけてマシンを完成させること”と見栄を張ったのはいいが、まだ完成していない。車検に必要な書類をもらいに行ったり、仮ナンバーの交付を受けに行ったりしていて、夕方になってようやく作業にとりかかったのに、細部の掃除やら、ついでにしておきたいパーツ交換やらに時間をかけた、このところの“のんびりペース”で進めてしまい、リアまわりが完成したのが午後8時。
 夕食後に作業を再開し、ステアリングヘッドを組み終え、フロントホイールを取り付けていたら、ザ〜っと夕立ちが来た。大あわてでマシンを家の軒下に入れ、ベトナムガレージの床に散乱していたパーツや工具

を濡れないところに避難させた。
 今のところ、夕立ちがやめば再開するつもりだが、あまり遅くなるようなら今日はここまでにして、明日の朝、続きをしようかと思案中。車検の予約は午後2時以降なので、たぶん間に合うはず。は〜ぁ、今回もまた、最後は得意の泥縄である。
 しかし、今日ここまでのところ、つまり、スイングアームピボットとステアリングヘッドの組み立ては、前者が向こう5万km以上、後者が2万5000km程度ノーメンテでいけるように、ぬかりなくやった。
 とくにステアリングヘッドは、下にXJ900STDのテーパーローラーベアリング (93332-00008)と互換性のあるヤマハ純正の新型ボールベアリ

ング(93399-99932)、上に工作機械の主軸などに使われるアンギュラーボールベアリング(7906)を使い、特製のカラーを入れて上のベアリングの内輪とステアリングシャフトの隙間をゼロにする“Hi-Ef ステアリングヘッド”と名づけた方式に変更はないが、グリスの漏れ止めの効果がより高いシールに交換するとともに、上下とも前回よりも軟らかめのグリスを使用。そして、車検後の再調整を前提に、締めつけ力はとりあえず1/12回転ほど緩めにした。
 今0時30分。夕立ちはやんだが、もう今夜は続きをせず、明日朝からささっとブレーキ/マフラー/外装パーツを取り付け、仮ナンバーをつけて車検場に向かうことにしよう。
スイングアームピボット左右のベアリングとオイルシールを交換。
マウントボルトを通し、ベアリングの内輪とのガタを点検中。
割れたオーリンズの車高調ロックナットは対策品に交換。


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