XJ900の爽快チューン
2008年7月24日 - 操安性の改善は期待以上。エンジンも復調   
     
 今日はまず最初に、昨日の“楽しくなさ”について考えてみた。原因はエンジンにありそうだとはいえ、車体まわりが完璧かというと、そうではない。昨日“あれとこれ”…と書いた2つの心当たりがあった。
 どちらも簡単なこと。タイヤの空気圧調整とMr.グリップマンの塗布をしていなかっただけである。新品にした前後のスポーツデーモンは、リム組み時に前を3.0kg/cm^2、後ろを3.5kg/cm^2にしたままで、車検後に自分の基準値(2.3/2.5)に合わせてからMr.グリップマンを塗ろうと思っていたのである。で、空気圧を調整し、Mr.グリップマンを塗った。これで少なくとも、車体まわりに“楽しくなさ”の原因が残っている可能性はなくなった。

らされたガソリンではなく、冷たい地下から汲み上げたばかりのガソリンを満たし、今日の走行に備えた。
 ガソリンスタンドから出て間もなく、エンジンに改善のきざしが感じられた。車体も期待以上に良くなっている。以前の最も良い状態のときと比べ、わずかに気になる症状がひとつ現われたが、その他は過去最高の状態なのが、走りながらわかる。
 Hi−Efステアリングヘッドが、その名のとおりHigh−Efficiencyぶりを取り戻したのが何よりうれしい。直進と旋回のつなぎ目にあった段差がなくなり、その部分の時間と変位量の関係がよりスムーズになっている。低荷重状態で“たら〜っ”と流しているときには、一瞬、ステアリングヘッドを見失ったかのような無

重力感を感じる。これまた私にとっては好調の証のひとつである。
 このところお気に入りの 国道422号を北上し、今日は例のポイントを素通りし、瀬田の唐橋を渡らずに琵琶湖の東岸をなおも北上。琵琶湖大橋を渡り、鯖街道につなげた。そして、帰路は奥比叡ドライブウェイに立ち寄り、タイトコーナーでの走りも確認。操安性は、スポーツデーモンにありがちな“起ききり一歩手前の粘り”(先に書いたわずかに気になる症状)が残っているのと、リアのプリロードに見直しの余地があるが、それ以外は過去最高の状態だ。
 途中でパイロットスクリューの戻しを各気筒90度ずつ減らし(外側気筒1.5/内側気筒1.75に)、エンジンもさらに良くなった。BRAVO!
 次にエンジン。昨日の状態をひとことで言うと“がさつ”だったのである。ネットオークションの某業者の説明文のように“問題なく普通に走ります”レベル…とは言いすぎだが、スロットルに対する反応がダルく、全域で振動が大きめで、加減速のシャープさが失われていた。
 路面の不整や空気の存在を意識させずに、車体の各部が、はるか前方の一点に向かって“ぴゅ〜っ”と進んでいく、わずか1カ月前のフィーリングが失われていた。エンジン各部のクリアランスが過大になり、1カ月で10年分くらい老朽化したようなような印象さえ受けた。
 で、こちらは、とりあえず走りだしてすぐにいつものガソリンスタンドに向かい、タンクの中で1カ月蒸
オーバーホール後初めて奥比叡ドライブウェイへ。下界に広がるのは堅田あたりの街並み。向こうに琵琶湖大橋が見える。


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