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| クで、ドコドコゆっくり走るのは楽しくても、今日の朝練のような“ち ょい速オヤジ”のツーリングには不向きだと思っていたのが、全然そうではなく、ブン回しても非常に気持ちの良いエンジンだと気がついたからだ。XJ900に加えてXJ750EとGX750だけでなく、TX650も手元に1台置きたくなってきた。う〜ん、困った。 西湘バイパスのサービスエリアからは、 MAKOTOさんのGX750と交換試乗。これまた整備レベルの高いマシンで、GX/XS750シリーズならではの中速の押し出し感、超ハイギアード(ロング)な減速比による快適な高速クルージングなどが楽しめた。 しかし、椿ラインの登りでは、自分のマシンだったら3速でいけそうなコーナーをローギアで走っていることが判明。1〜3速で走りたいコースを、ミッションをいたわり、2速ホールドで走りきることにした。 背後につけていたMAKOTOさんに道を譲り、 XJ900の走りを観察しようと思ったのに、2つ目のコーナーを立ち上がったとき、彼はもう3つ目に姿を消していた。観察できなかったのは残念だが、自分のXJ900が、初めて乗ってもハイペースで走れるマシンだとわかり、満足している。 椿ラインを登りきったところの大観山パーキングで総集合。ここに集まったのは20台くらいだったか。その中の、見慣れぬマシンのオーナーに声をかけられた。RF900(600?)だった。 XJ900同様、珍車である。キャブレターの交換と調整に“爽快チューン”の記事を参考にしていただいたとのこと。読者の方々からのこういうお話は、とても励みになります。ありがとうございます。 |
| 予定ではもっと足を延ばすはずだ ったが、濃い霧のため、とりあえず 伊豆スカイラインの亀石まで行き、そこでようすを見ることにした。 ヒドいところでは3台前のバイクのテールランプが見えなかったりするくらいの激しい霧だったが、亀石に着くころには日が差してきた。 ここでは、たまたま走りに来ていた読者の方に声をかけられた。 BBSでもごあいさついただいた黒秋刀魚@GPz750さんである。彼を含む数名がXJ900に試乗。 よくいるバイク好きオヤジの“どやこれ!ええやろ” に近い気持ちももちろんあるが、雑誌やHPの記事ではなかなか伝えられない操作感や乗車フィーリングを味わってほしい…という、ライターよりも製作者としての気持ちから、多くの人に試乗してもっている。 霧はすっかり晴れたが、残り時間が少なくなってきたので、最速ルートで世田谷を目指す。亀石〜韮山間は私が最も好きな区間である。そこを、雑誌の試乗の帰りに乗ったどのマシンよりも気持ちよく(たぶん速く)走れたのは、ライダー&製作者として、この日一番の喜びだった。 そして最後の最後、第三京浜の都筑PA〜玉川料金所間で目玉親父さんのモト・グッツィJAKAL改 Oswald号と交換試乗。なんちゃってアメリカンのジャッカルがベースとは思えない、走りを追求したセンスと、それをカタチにした各部の整備とセッテ ィングのレベルの高さに驚いた。 続いて午後2時からは、オレンジブルバードで行われた“SRフォーラム”の講師として整備や工具に関する講演〜質疑応答〜雑談を楽しみ、長く充実した一日は終わった。 |