GX750の車検/登録が済んで、嬉しくてたまらない、もとい、ダメ出しテスト中のにえさんが、何カ月ぶりかでやってきた。初めて見るGXにえ号は、オークションに出ていた写真を見たときに感じたダサさはなく、塗装したばかりの近鉄マルーン?が落ち着いたいい雰囲気を感じさせる大人のバイクに仕上がっていた。 さっそくにえ号を回転式整備台に載せ、舐めるように眺め回す。やはりこれは、1970年代のバイクから80年代のバイクへの、過渡期のマシンなのだということがわかる。 エンジンマウントブラケットの取り付けナットを、たまたま余っていた緑色クロメートメッキの袋ナットに交換したり、左のクランクケースカバーを外し、点火用ピックアップまわりの観察をしていると、 kei-1さんがBMW R1100Sでやってきた。 道板兼用ゲートの下に板切れを噛ませ、道板を水平にすれば、ガレージから屋外に突き出した形のカウンターになる。そこにお茶やお菓子を並べて周りに座り、2月上旬とは思 |
| えぬ暖かい空気の中で、しばしピクニック気分を味わう。 私はこのまま夜までダベっていても良かったのだが、お二人ともとても走りたそうだったので、月ヶ瀬方面に向かう。私のXJは、相変わらずエンジンは絶好調で、2.6kg/cm^2あたりまで空気圧を高めたフロントタイヤによる操安性も格別だった。 切り返し時に、マシンを起こしつつ旋回半径をどんどん大きくしてい った後、限りなく大きな半径の逆旋回から、徐々に寝かしつつ半径を小さくしていくときの、リーンアングルと舵角の変化が、自分の感覚の分解能を超えてスムーズでしかもその動きが手に取るようにわかる。 立ち上がりでも、体重移動をせずにスロットルだけ、またはスロットルを気にせず体重移動だけで、タイヤの幅1本分の精度でラインコントロールができるような感じだ。 やはり、冬生まれのマシンは冬に調子が良いのか…。問題は、再現性である。後日、操安性に不満を感じたとき、容易に今日の状態に復元で |