XJ900の爽快チューン
2010年6月10日 - エアクリーナーボックス製作(ダクトを除き、本体とステーが完成)   
     
パチン錠でロックする前後分割構造。後半部を先に作り、STDボックス(黒い部分)との間を現物合わせで塞いでいった。
 4カ月ぶりのダイアリー更新である。その間、何をしていたかは、バイカーズステーションやRACERSなどの誌面を見ていただくことにして、5月も末になって、ようやく今回の大改造の3本柱のひとつである“エアクリーナーボックスの新造”にとりかかり、昨日、何とか上の写真のような完成形に達した。
 雑誌記事には、ジュラコン(ポリアセタール)とポリカーボネイトを併用する…などと書いていたのに、結局、板材はポリカーボネイトのみで製作した。これは主に、接着部分の強度を稼ぐためである。
 見ればわかるように、ポリカの板

をアルミのアングルで継ぎ合わせた単純な造りだ。もとからあったドリル、サンダー、リューターに、新しくジグソー(まるでこれを作るのに合わせたように、譲ってくれたひとがいた)を加えた4点の電動工具と金ノコ、ヤスリ、サンドペーパーを駆使し、好きになれないリベッターなんてヤツもちょっとだけ使った。
 この程度の物(今からもう1個作れと言われれば2〜3日でできると思う)を作るのに10日もかかってしま
ったのは、大まかな形の参考に作ったボール紙の模型はあれど、寸法を記入した設計図はもちろん、各部の
“取り合い”を決めたラフスケッチ

さえなかったからだ。
 エアフィルターの形や大きさをもとに、現物合わせで板材を切り出してから、それをどういうふうに重ね合わせていくかを考える…といったことの繰り返しだった。その割りにはうまく(見た目はともかく機能的には狙いどおりに)できたのは、もともと“削る”のが得意なのと、ポリカの細工しやすさのおかげだ。
 知恵を絞った(考えるのを楽しんだ)のは、フィルターの固定方法と後ろ側のマウント部。詳細は本誌8月号でじっくりと紹介する予定。続いて製作にとりかかる吸入ダクト部は、現在、材料の物色中である。
最も知恵を絞り・腕を振るったのがフィルターの固定方法。工具を使わずにフィルター交換ができる…という目標を達成。後ろ側のマウントステーは、これを外せば、箱後半部の脱着に必要な隙間が得られるよう、リアフェンダーの裏から差し込む。箱の前半部分はXJ900のSTDを流用するが、位置が異なるため、厚さ3mmのアルミ板を切り出してブラケットを新造した。


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