XJ900の爽快チューン
2011年1月16日 - ワイヤリングが予想外にはかどり、完成しそうな気がしてきた   
     
SSRのLINE+とGND(負荷側電源と制御側アース)への配線が終わった継電器箱。あとはヘッドライトハウジングからの5芯キャブタイヤを2本引き込み、端子箱からの7芯キャブタイヤと左ハンドルスイッチからの多芯シールド線に結線すれば完成だ。
 ロードライダーの連載記事を書き終えてからバイカーズステーションの連載記事のレイアウトが届くまでの間、少々時間ができたので、継電器箱内のワイヤリングに着手した。
 13日のシミュレーションの後、旗型端子の取りつけを試行してみたところ、ちっともうまくいかず、貴重な旗型端子を2個もオシャカにしてしまった。2個とも、圧着作業中、線材の被覆を剥がない部分をクワえる爪が根元から破断したのである。
 金属の低温脆性や製品不良など、

“人のせい”にしたい気持ちをこらえつつ検証すると、どうやら、線材の細すぎ(端子の適合線径の大きすぎ)と圧着工具の不適合(旗型には本来、専用の圧着工具が必要)の両方が原因であるらしかった。
 そこで、3個目をオシャカにするつもりで、線材を0.75スケから1.25スケに太くし、圧着工具(クニペックスのターミナルプライヤー)をやめてラジオペンチを使ってみた。
 これは正解で、4個目ではさらに工夫をし、元は等しい爪の長さを、

片方だけ1mmほど切り詰め、短いほうを先にラジオペンチで曲げ、その上に長いほうを重ねるようにすればうまくいくことがわかった。残念ながら写真を撮り忘れたので、これについては後日、改めて紹介したい。
 旗型端子も無事に取りつけられるようになり、準備作業はすべて終わ
ったと考え、いよいよ、今回の電装系改造のメインイベントであるワイヤリングに取りかかった。旗型端子問題が解決したのは、夜中に突然電話したにもかかわらず、快く相談に
裏面左上に8mm型のケーブルグランドを2個並べ、ここから電源ラインを入れる。ナットは使わず、角パイプにネジを切った。電源ラインは、フレームの穴から内部に入り、バッテリー+/−端子に接続する。負荷側メインスイッチの設置を検討中。ヘッドライトハウジング内アース線の結線変更に伴い、作り直した渡り線。1本の線の途中で被覆を剥ぎ、丸型端子を圧着。
乗ってくださった“コンプライアンスかわぐちさん”のおかげである。ありがとうございました。
 継電器箱内の実体配線図は、初版を9月30日のダイアリーに、第2版をバイカーズステーションの2010年12月号に載せた後も見直しを重ね、最終的には+/−の電源ラインにAVC
ケーブルグランドを各1個(8mmタイプ)使って引き込むことにした。
 で、ワイアリングの実作業は、まず、旧案のままだったヘッドライトハウジング〜継電器箱間の5芯のキ

ャブタイヤ(一般的なグレーのビニ
ールキャブタイヤ
)を、細身で可とう性に優れた倉茂電工VCTF22に交換するところから始めた。
 続いて、ウインカー球からの−線を兼用アース線と区別すべく、ヘッドライトハウジング内の結線を変更し、ウインカー球からの−線は左右とも専用の戻り線に接続した。
 さらに、取りつけたばかりのケーブルグランドに+/−の電源ケーブル(オーディオテクニカの OFCパワ
ーケーブル
)を通し、外側は概寸で

切断、内側は末端に丸型端子を取りつけてブスバーにネジ留めした。
 あとは、+と−のブスバーから5個のSSRへの結線、 左右のホーンの
+線をSSRのLOAD端子に結線、 ホーンの−線を−ブスバーに結線…と、思ったよりもはるかにスムーズに作業を進めることができた。
 この分なら、あと1日(6時間程度?)で継電器箱のワイヤリングは終わりそうで、ここにきてようやく
“完成近し”を、希望的観測ではなく、実感できるようになってきた。
半田ごてを40Wから30Wに替え、作業が楽に。対象物はバイスプライヤーに挟み、それをもう1個のバイスプライヤーで固定。線の途中にも旗型端子を取りつけるべく、現物合わせで位置決めの途中。これによりアース線の取り回しがスムーズに。眼科医の助言により1.5度の老眼鏡を新調。デスクワーク用の1.0度より対象物に寄れるが、遠くを見ると酔いそうだ(笑)。


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