XJ900の爽快チューン
2011年10月26日 - 起死回生か悪あがきか、試しにリアショックのガス圧を調整   
     
窒素ガスボンベからの配管を、リアショックのタンク底部に差し込んだメーターにつなぎ、10kg/cm^2になるまで加圧した。ガス圧調整に使う圧力計。先端に注射針のようなノズルを、六角柱状の部分にガスボンベからのホースを接続する。
 23日に、リアショックが“終わってる”などと書きつつ、それ以外の箇所はとても調子がいいので、目的さえあれば、バイクで出かけるのにためらいはない。裏を返せば、用もないのに朝練や夜走りに行きたくなることはない…ということである。
 で、用があるから京都市内まで出かけた。そして、用がなくなったとたんに、このまま乗っているのが嫌になった。けっこうな重症である。いつものように山回りで帰るなんてとんでもない話だ。しかたなく川沿いのコースで帰ろうとしたところでひとつ、妙案?を思いつき、古い知り合いのところに駆け込んでみた。
 そこには、予想どおり、ずいぶん前に使っていたリアショックのガス圧調整機器一式と、窒素ガスボンベが残っていた。幸い、圧力計はちゃ

んと動き、ボンベにもガスが残っていたので、さっそくリアショックのガス圧調整をしてもらった。
 補充前に圧力を測ってみたところ左:0.6kg/cm^2、右:0.8kg/cm^2であり、STDの10kg/cm^2よりも相当に低下していたので、左右ともガスを補充し、10kg/cm^2に合わせた。
 起死回生か悪あがきか…。そこからの帰路、走りはじめてすぐにわか
ったのは、リアの車高が上がったことだ。体感だと3〜4mm程度である。
 乗り心地も改善の方向だ。最も不満だった40〜50km/hで流しているときに高さ数cmの凹凸を通過したときの突き上げ感が少々マシになっている。家までの間に、乗った感じで調整前と同じ車高になるようにスプリングのプリロードを減らしたり、伸び側のダンピング調整ダイアルを、

現状から3クリック締め〜6クリック緩めの範囲で試してみた。
 だが、川沿いの帰宅コースでは、いろいろ試すにも限界があり、ガス圧調整後のベースセッティングを出すには至らなかった。やはり、このリアショックを装着した直後のように、奥比叡に籠り、区間を決めて、同じところで何度も試走しながら煮詰めていくのがよさそうだ。
 …というわけで、途中経過にすぎないとはいえ、プリロードと伸び側ダンピング調整ダイアルの位置が、どちらも、一昨年の今ごろのセットに近づいてきたのは偶然ではないはずだ。ただ、残念なことに、奥比叡に籠ってセッティングをしたとしても、ガス圧調整(復旧)では起死回生にならないだろうという予想もまた、現実味を帯びてきた。
i-house乗り心地が改善の方向とわかって気分がよくなり、いつも素通りしていた、同じ市内のカフェ“i-house鹿背山”に寄ってみた。1階がカフェ、2階が貸スペース。のどかな田園風景に囲まれた1階奥のテラスでお茶やBBQ…ってのが、このお店の真髄か。


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