23日に、リアショックが“終わってる”などと書きつつ、それ以外の箇所はとても調子がいいので、目的さえあれば、バイクで出かけるのにためらいはない。裏を返せば、用もないのに朝練や夜走りに行きたくなることはない…ということである。 で、用があるから京都市内まで出かけた。そして、用がなくなったとたんに、このまま乗っているのが嫌になった。けっこうな重症である。いつものように山回りで帰るなんてとんでもない話だ。しかたなく川沿いのコースで帰ろうとしたところでひとつ、妙案?を思いつき、古い知り合いのところに駆け込んでみた。 そこには、予想どおり、ずいぶん前に使っていたリアショックのガス圧調整機器一式と、窒素ガスボンベが残っていた。幸い、圧力計はちゃ |
| んと動き、ボンベにもガスが残っていたので、さっそくリアショックのガス圧調整をしてもらった。 補充前に圧力を測ってみたところ左:0.6kg/cm^2、右:0.8kg/cm^2であり、STDの10kg/cm^2よりも相当に低下していたので、左右ともガスを補充し、10kg/cm^2に合わせた。 起死回生か悪あがきか…。そこからの帰路、走りはじめてすぐにわか ったのは、リアの車高が上がったことだ。体感だと3〜4mm程度である。 乗り心地も改善の方向だ。最も不満だった40〜50km/hで流しているときに高さ数cmの凹凸を通過したときの突き上げ感が少々マシになっている。家までの間に、乗った感じで調整前と同じ車高になるようにスプリングのプリロードを減らしたり、伸び側のダンピング調整ダイアルを、 |
| 現状から3クリック締め〜6クリック緩めの範囲で試してみた。 だが、川沿いの帰宅コースでは、いろいろ試すにも限界があり、ガス圧調整後のベースセッティングを出すには至らなかった。やはり、このリアショックを装着した直後のように、奥比叡に籠り、区間を決めて、同じところで何度も試走しながら煮詰めていくのがよさそうだ。 …というわけで、途中経過にすぎないとはいえ、プリロードと伸び側ダンピング調整ダイアルの位置が、どちらも、一昨年の今ごろのセットに近づいてきたのは偶然ではないはずだ。ただ、残念なことに、奥比叡に籠ってセッティングをしたとしても、ガス圧調整(復旧)では起死回生にならないだろうという予想もまた、現実味を帯びてきた。 |