XJ900の爽快チューン
2008年2月22日 - 走行中の初トラブルは、な〜んとガス欠。恥ずかし〜。   
     
鋳造パーツのコック本体に差し込まれているだけのネット。整備時に抜いたことはあるが、知らぬ間に抜けていたのは初体験。
 そのときはまだ、本当のガス欠とは思いもよらず、家から救援のクルマを出してもらい、バイクは現場近くの青果業者の倉庫に預け、いったん帰宅した。道中、いろんなトラブルの可能性を考え、頭の中で修理をシミュレーションし、家に着くやいなや、工具とスペアのガソリンタンクを積み込み、再びクルマに乗せてもらって現場に戻った。
 最初にピックアップコイルを点検したが、何ともなく、続いてタンクを交換したら、あっけなくエンジンがかかった。外したタンクの異様な軽さに、初めて本物のガス欠だと気づかされた。が、なぜガス欠になったのかは、まだわからなかった。

 家に着いて、コックを外してみたら、コックといっしょに抜けてくるはずのネット(写真)がなかった。タンクを抱えて振り回すと、中でカラカラと音がした。裏返してコックの穴から中を覗くと、転がっているネットが見えた。苦労して取り出しはしたが、直して使うよりも、スペアタンクのコックに交換するほうが楽なので、そうした。
 このネットは、 ON〜RES間の容量差を決める筒と一体になっている。ONのときは Aからガソリンを吸い、RESにするとBから吸う。A〜B間の高さの差がリザーブ容量であり、ネットが外れていると、ONでも底から吸い、リザーブが効かないのである。
 暗くなってから、地元のバイク仲間の集まりに参加すべく家を出て、10kmも走らないうちにガス欠の症状が出た。いつものようにコックをONからリザーブに切り替えたものの、症状は止まず、ゴボゴボと片肺状態で2〜3km走行したところで、完全に息の根を止めてしまった。


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