|
| ては泣く子も黙る第一人者だ。 オーバーホール後の2月3日の初始動以来、未だに解決の糸口が見つか っていなかった “3500〜4000rpmの振動”対策として、混合気の濃い/薄いや点火時期の早い/遅いではなく、霧化を良くしてみようと考え、仙人殿に相談したのである。 “エアブリードを増やす=エアジェ ットを大きくする and/or エマルジ ョンチューブ(ヤマハのパーツ名はニードルジェットホルダー)の横穴を増やす”しか知らなかった私にと って、フロートレベルを下げるというのは目から鱗だった。 なるほど、フロートレベルを下げれば、油面よりも上(空気中)への |
| エマルジョンチューブの突き出しが長くなり、中を通るガソリンに空気が混ざりやすくなりそうだ。 ではいったい油面を何mm下げれば良いか…と、悩んでいても始まらないので、とりあえず3mm下げて試乗してみた。フロートレベルを規定値から外してセットしたのは初めてだ ったので、少々心配ではあった。 結果は大当たり! 3500〜4000rpmの振動が明らかに低減しているばかりか、全域で振動が減り、おまけに加速が良くなっている。今までは両立できなかった低振動と高加速が、完全とは言えないまでも、ほどよく調和しており、完成に向かって大きく前進したのを実感している。 |