XJ900の爽快チューン
2008年5月11日 - メインウェル、エマルジョンチューブ、エアブリード   
     
“ドボドボ”の原因は他にもありそうだ。ガソリンの表面張力もそのひとつではないだろうか。一説によると、表面張力によってメインノズル内を登ってくるガソリンの“切れ”
を良くするのがエアブリードの目的のひとつだそうだ。
 そういえば、 今のBSR37キャブに交換した後の45日間にわたるセッテ
ィング
の中で、エマルジョンチューブを穴の多いものに交換したときに
“エンブレ時の振動減る。下り坂などで高いギアで全閉のまま、ときどきチョンチョンと微妙にスロットル開けるような場合のコントロール性が良くなる。開閉に伴う一瞬の前後動が和らいだのは良いが、やや眠い感じもする”と評価をしていた。
 右の写真は、そのときに集めた機種/年式/仕向け地違いのエマルジ
ョンチューブであり、ネジ部分よりも上(写真では手前)の円筒部の直径に大小2種類、横穴には上から下まで等間隔の5つの場所×2方向=
10箇所における穴の有無があり、穴径に大と小があることが判明した。
 これらを簡単に整理してみると…
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5EA00 大 大     小   XJR1300
太  大 大        2000〜
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5EA10 大 大   大 小   XJR1300
太  大 大 大   小   2002EUR
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5UX00 大   大   小   XJR1300
細  大 大        2003〜
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こんなふうになっており、同じマシンで同じキャブレターなのに、年式や仕向け地によって、エマルジョン

同じBSR37(一部BSR34)なのに、なぜ品番が違うのかを知りたくて購入したエマルジョンチューブ。想像以上の差があった。
チューブには大差があり、私が試した5EA00から5EA10への変更は、エアブリードの効果を大幅に高めるものだったと言って良いだろう。
 ところが、2003年式以降の国内仕様には、穴の数と大きさの組み合わせは変わらないものの、円筒部が細いものが使われている。同じキャブレター本体に細いエマルジョンチュ
ーブを入れると、外側の空間(メインウェル=燃料溜まり)が大きくなる。油面が高いときは主にガソリンの量が増え、低いときは主に空気の量が増えると考えられ、それぞれ、メイン系の吐出開始時と終了時のガソリンの出具合/止まり具合に影響するはずだ。5EA10を5UX00と同じ太さに削るか、または 5UX00の横穴を5EA10と 同じにしたものに交換してみて、どういった違いが現われるかを試してみたいところだ。

 さらに、2003年式以降には、同じ内径(P-0=2.650mm)ながらプライマリーチョークハイト(メインボア内への突き出し量)が高いメインノズルが装着されている。突き出しが大きい分、抵抗は増えるが、メインノズル開口部を壁面から離すことによる効果(良否は別として)はあるだろうし、メインボア内の気流の乱れ(エンジンからの吹き返しなどもある)がニードルジェット部に及ぼす影響を小さくする効果もありそうだ。これもまた、何となくではあるが、減速時の燃焼状態改善に良い影響を与えてくれそうな気がする。
 とにかく、私の場合、スロットルを戻したときのエンジンフィーリングを良くするためなら、出力やレスポンスが少々犠牲になってもかまわないので、当分は薄く緩くしかし霧化は良く…の方向に進めてみよう。


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