ズピストン(+0.5mm)を入れたことにより圧縮比がわずかに高まっていることと、 XJR1300用のASウオタニ製SPIIフルパワーキットの装着により進角特性が激変していること。この2点だけである。キャブレターセッティングがこれほど変わってきたのは、後者の影響が大きそうだ。 ともかく、以前よりもトップエンドを除く全域を少々薄めにし、その中でメイン系の前半はさらに薄く、パイロット系の後半は濃く・後ろに引っ張る方向が合っているようだ。 続いて、ダイアフラムスプリングを、4巻カットからSTDに戻した。4巻カットは、良かろうと思った割りには大きな変化がなかったのに、戻してみると断然STDが良い。 これもメイン系前半を薄くする方向だ。パイロット系を後半を厚くし、そこに薄いところから始まるメイン系を重 |
| ねていく方向にマッチしている。 このあとで点火時期をいじってみた。フルパワーキットに合わせて装着した XJR1200/1300のピックアップコイルのマウントベースを、標準よりも6〜8度進角度数が増える方向(クランク回転と逆方向)にズラしていたのを5度にしたのだ。これもまた当りで、 振動がさらに低減。 ただ、 6000rpmで全開にしたときの加速感がものたりない気がしたので、ジェットニードルクリップ段数を3→4に変更したうえでフルパワーキットのダイアルを標準よりも進角度数が減る方向に2度(従来の6度減から8度減に)動かしたら、 これまた大正解。一本調子ではなくなり、回せば回すほど気持ちよく加速するようになった。だが、手持ちのパーツではこのあたりが限界なので、続きは当分先になりそうだ。 |