XJ900の爽快チューン
2008年6月10日 - アレグロ・モデラート・コン・グラーツィア   
     
ドイツレストラン・ヴュルツブルクの裏手に伸びる湖畔の遊歩道。ファインダーから覗いた景色は、もうすっかり夏だった。
しい原因である。修理に要した時間はわずかに10秒程度。出かける用があったので、テストを兼ねて、国道422号を通って行った。 中低回転域でのスロットル操作に対する反応からして、6日のツーリングのときよりもさらに好ましい。
 嬉しくてたまらず、いつもより走りのペースが落ちる。アレグロ・モデラート・コン・グラーツィア。気品を持って、ほどよく快速に。
 とはいえ、トラブルが出ないことの確認はしておきたい。手前から充分に加速して、いつも高回転のテストをするトンネルに入る。じわ開けの7000rpm、ガバ開けの5000rpmとも異常なし。 そのまま8000rpmまで引
っ張っても、まだまだ余裕で伸びていこうとする。完調である。
 ここまでテストすれば充分だ。トンネルを出てからは再び元のペースに落とす。このまま鯖街道〜名田庄ルートに走りに行きたい気持ちをこらえ、約束までの1時間の余裕を、琵琶湖畔でのんびりとすごした。
 一時はクラッチ滑りと勘違いした原因不明のエンジン不調。トップギアでじわじわスロットルを開けてい
ったときは7000rpmに達したところ、ガバ開けだと 5000〜6000rpmあたりで、それぞれ“グッ”と詰まったよ

することがなかったからだろう。だから6日のツーリングでは1回しか出なかった。それも、知らぬ間にそういう状況になったのではなく“今日はどうかな…?”と、試してみたときに発症した。つまり、非日常的な
うに加速しなくなり、慌ててスロットルを戻すと回復する。しかし、そんな速度で走れる直線はすぐに終わ
ってしまうので、それ以上時間をかけた症状出しはしていなかった。
 この現象は、なぜか低いギアで引
っ張るときには出なかった。今から思うと、 瞬間的に7000rpmを超えることはあっても、その状態をキープ
状況でのトラブルなのである。
 クラッチ滑りでないとわかった後は、メイン系のキャブセッティングの不良、点火系のトラブル、高速ノ
ックなど、いろんな原因を考えてみて、あれこれ調べたり人に聞いたりして解決策を探っていた。
 それが今朝、ひょんなことから完全に直った。まったくもって恥ずか
イタリアを思わせる対岸の建物をバックに、30年ほど前のヤマハのカタログ写真ふうに狙ってみた。近江大橋近くの公園にて。


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