一晩考えて、もっとも簡単かつ安価で、それなりに効果がありそうなのは、垂木クランプ(シングルのクランプに垂木を受けるアングルを取り付けたもの)のアングルを取り払い、代わりにドリルで穴を開け、コンクリートブロックに打ち込んだアンカーで取り付ける方法だった。 一人で作業する場合、少なくとも1本、できれば何本かの柱をしっかり立てないとうまくいかない。で、敷地境界にあるフェンスの基礎にな っているコンクリートブロックに奥の4本の柱を固定したかったのだ。 だが、ここは、しっかり固定できるだけでなく、取り外しも容易でな |
| じれ点検の要領でチェックした。 続いて、両端に直交クランプを取り付けた4メートルの単管の一端を奥の梁に載せ、 手前の端に2.5メートルの単管(手前の柱)を取り付けて持ち上げる。こうして手前の柱3本をとりあえず立てた状態で、先端に取り付けたクランプに梁を渡す。 そうしておいて、離れたところから眺めてはクランプをズラし、また眺めてはズラす…を繰り返して手前の梁を水平にした。この作業を一人でするのは大変だったが、最終的には3メートル間隔での高低差を3mm程度までに抑えられたと思う。 で、この状態で、クランプから上 |
| あった3ウェイに差し込む)。これでめでたく、手前の3本の柱とそれを結ぶ梁の仮組みの出来上がりだ。 あとは前後の梁の間に登り梁(4メートルの単管)を渡していくだけのはず…だったが、柱と登り梁の位置関係、さらには両脇のヒサシの張り出し長さについて何も考えていなかったことが判明した。 作業を終えてからもあれこれ考え続け、最後に名案が浮かんだ。“柱に屋根を載せる”から“屋根から柱をぶら下げる”への発想の転換である。これなら簡単だ。梁がしっかりしていれば、登り梁の位置は、柱と無関係でもかまわないではないか。 |