XJ900の爽快チューン
2008年12月2日 - 単管+波板ガレージ造り(その5)壁を後回しにし、床の枠組みが完成
     
 屋根の次は床である。普通なら、次は壁なのだろうが、壁には戸や窓をつけたいし、屋根との取り合いや地面との隙間の処理など、考えなければならないことが多すぎる。
 考えてばかりでは作業が進まないので、とりあえず床を先に作って使
ってみることにした。使ってみれば案外簡単に仕様が決まるかもしれないし、決まったところから少しずつ壁を作っていけばいいじゃないか。
 床を先にした理由はもうひとつある。ガレージ左半分の“整備スペース”の全面ではないものの、かなりの面積に床を張るのに、壁があると作業のじゃまになるからだ。

 2400mmを2本、2324mmを4本使って目の字を組み、続いて3つの横長のマス目を細かく仕切っていく。ここはけっこう考えどころだった。
 縦と横の仕切りを混在させ、十文字を作らず(これがあるとネジ留めしにくい)、ネジの背後には75mmのタッピングスクリュー+電動ドライバーが入る隙間が欲しい…という条件を満たす仕切りの配置決定は、パズルを解くような楽しさがあった。
 あとはただ、ひたすら隙間の距離を測り、2×4材を切り、隙間に押し込み、両側からネジで留めていくだけ。…と書くと簡単そうだが、これだけで4時間近くかかった。

 完成した枠は、床板を張る前に固定しなければならない。この場所のアスファルト舗装面は、奥が低く、左も少々低くなっているが、床の水平は、屋根の梁以上に正確に出しておきたい。定盤のように平らで、傾きがまったくない床面が理想だ。
 そのために、まず、透明なホースに水を入れてレベルゲージを作り、周りの4本の柱が同一水平面と交差する箇所に線を引き、それを基準に水糸を張り、水糸と枠の上面が平行になるように、下に木片を差し込んでいった。あとは、ちゃんとした詰め木を作り、要所要所でアングルを介して地面に固定するだけだ。
 基礎がない建物だから、基礎に材木を載せていくという方法がとれない。かといって、端から地面に固定していったのでは、あとで必ず調整したくなる。そこで、床板を支える枠を作ってしまってから X,Y,Z各方向の位置決めをし、地面に固定した後に床板を張ることにした。
 枠の外寸は2400×2400mm。材料は安価な2×4材である。枠のマス目が粗いと厚い板を貼らねばならず、高くつく。厚い積層合板のベラボーな高さと比べれば、マス目を細かくするために必要となる2×4材の値段など、たかが知れている。
 …というわけで、床板は1枚980円のコンパネ(900×1800、厚さ12mm)に決め、マス目の大きさは、最も大きい箇所でも300×600mmにした。

19×38mm角の2×4材を使って組み立てた、床板を載せるための枠。厚さ12mmのコンパネを張れば、床の出来上がり。


<  ひとつ前 ・ 目次 ・ 最新 ・ ひとつ先  >
 
ARCHIVESARCHIVES TUNINGTUNING DATABASEDATABASE HOMEHOME Network RESOURCENetwork RESOURCE    DIARY