XJ900の爽快チューン
2009年2月26日 - やっちまった! 車体後部の全バラ。ついでに寸法測定とタッチアップ   
     
フレームだけになった車体後部。フェンダーのおかげで大して汚れてはいなかったが、表面が黒光りするまで拭き掃除をした。
かし、そうなっても不思議ではない状態には一度遭遇しているし、前回の接触事故のときだって、打ちどころが悪ければシートレールくらいは曲がっていたかもしれない。
 そこで、昔レーサーにしていたのと同じ方法で、フレームの要所要所にポンチマークを打ち、2点間の距離を測定して記録した。アルミフレ
ームじゃないから、ポンチマークを打った箇所には、防錆と視認性アップのためにペイントマーカーで印をつけた。ついでに、メモがなくても数値がわかるように、マークの近所に測定値を書き込んだ。
 そこまでやって、拭き掃除の続きをした。ところどころ、フレームの塗装に剥げが見つかり、そこには補修用ペイントでタッチアップした。
 しかしまあ、雨の中を走った後の軽〜い気持ちの洗車が、ここまで発展するとは思わなかった。整備台の効用か、はたまた弊害か…。とにかく、この前に立っているときの気分はレースメカニックだから“どこに手を突っ込んでも指先が汚れない”マシンにしたくなるのもやむを得ない。タッチアップが乾いたら、一気に組み立てる予定である。
 スイングアームピボットまわりからアンダーループに沿ってエンジン前面へ、そしてバックステーに沿ってテールカウル付近へ…と、フレームの拭き掃除をしていると、リアフ
ェンダー/テールカウル/テールランプ/ナンバーステーなどが邪魔でしょうがない。ええい、いっそのこと外してしまえ…と、勢いに乗って車体後部を全バラにしてしまった。

 ここまで来ると、悪い虫が騒ぎ出す。せっかくフレームがむき出しになったのだから、各部の寸法測定をしておきたい。目的は、転倒などでフレームが歪んだときに、容易に修正できるようにするためだ。 TZ250やYZR250には、これをしていた。
 よく転んでくれた当時のライダーとは違い、自分がフレームを曲げるような転倒をするとは思えない。し
シートレール後端部のポンチマークとメモ。“767”は、矢印の方向にあるスイングアームピボット脇のポンチマークとの間の距離。表面の曇りを拭き取ると、このような塗装の剥げが何カ所か見つかった。パーツクリーナーで脱脂してからタッチアップした。手を突っ込んでも指先が汚れない…レベルに達したクランクケース後部と周辺のフレーム。今回はフレームが黒く写っている。


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