昨日、近所のお手軽テスト周回コ ースを走り、まずまずの満足感を得たとはいえ、The Queen of SABA を名乗るからには、やはり鯖街道のア ップダウンと変化に富んだ高速コーナーを心ゆくまで楽しめるかどうかの見当だけでもつけておきたい。 そこで今日は朝から、昨日のままのセッティングで 国道422号のテストコースに向かった。鯖街道のような、走って楽しいひろびろした景色がない代わり、高速/高荷重域でのテストにはこちらのほうが適している。ここで破綻のないセッティングなら、どこを走っても大丈夫だ。 走りだしてすぐ、昨日感じた乗り心地の向上を再確認した。ところが5kmも行かないうちに徐々に悪くな っていくのがわかり、テストに使っている区間に着く頃には相当に悪化していた。4月1日の3点の写真のうち、最も上のような路面での話だ。 そして、 422号のテスト区間で高荷重域でのマシンの挙動を確かめるべく、ときに3桁mphに達するコーナリングをするが、全然良くない。以前に鯖街道を攻めたときと比べて、明らかにマシン全体が暴れすぎだ。 |
| そうとわかれば、さっさと帰ってセッティングを変更するのが良い。うまくいけば今日中にもう一度テストできる。そこから家までの約30kmは、さらに悪化した微小ストローク域での乗り心地に苛まされた。路面の凹凸がそのまま頭に伝わり、頭痛がしてきたほどである。 それでも何とか耐えながら、原因の分析と対策を考えながら走り、帰宅してすぐ、セッティング変更にとりかかった。今回に限らず、変更直後の良好な乗り心地が、走るほどに悪化するのは何度か経験している。 怪しいのは2点。リリーフバルブのプレートに密着したOリングが、プレートの中穴〜ボルト間の隙間をふさぎ、そこからのオイルリークを止めてしまっているが、走っているうちにバルブのリフトにより徐々にリーク隙間が広がり、その分だけダンピングフォースが低下している可能性と、フォークオイルの温度上昇にともなう粘度の低下である。 前者のほうが、より怪しいが、いずれにせよ、走行による変化を見越してセットすれば、走りだした直後を除き、良好な乗り心地をキープす |