XJ900の爽快チューン
2009年4月5日 - 11日の予行演習でRZ250(にえ号)に乗り、自車の問題が表面化   
     
 11日の“変態オヤジツーリング”
を、私の知らぬ間に“爽快ツーリング”と呼び替えているようだが、己の日頃の変態ぶりを悔い改め、まっとうな人生を歩みたいという願望の表れだろうから、許してやろう。
 で、今日は、にえさんといっしょに、11日のツーリングの序盤のコースを下見してきた。集合場所と集合時間まで本番に合わせたから、下見というより予行演習に近かった。
 3日に決めたフロントフォーク/カートリッジエミュレーターのセットを、しばらくの間、いろんな状況で試してみたい私としては、願ってもないテストのチャンス。かなり良いところまで煮詰まってきたので、予行演習が楽しみでならず、定刻の8時ちょうどに集合場所に着いた。
 ここでうだうだしていると“当日と同じ時間帯に走って道の混み具合を探る”という予行演習の目的が達せられないので、すぐに出発。京都名物のラブホ街を抜け、 SASHUの前を通り、鴨川を渡り、右に曲がって名神高速をくぐり、下水処理場の角を左に曲がり、新しくできた橋を渡
って桂川西岸バイパス?に出た。
 ここから嵐山までのルートは、大半が桂川の堤防上だ。京都南ICから嵯峨/嵐山への最短ルートではあるが、観光客のクルマとは無縁。途中で五条通り(国道9号)に突き当たり、アンダーパスは二輪と小特以外通行禁止(他の車両は左折して五条通りに入るしかなく、横断はできな

バッグ付きでは通れないかもしれないポールの間をかすめて阪急の踏切
を渡り、あとは勘を頼りに民家の間をすり抜けると、突然、阪急嵐山線の終点・嵐山の駅前広場が見えた。
 花見のピークであるはずの週末なのに、少々時間が早いせいか、駅前は全然混んでおらず、そのまま広場をぐるっと回って堤防に上がり、渡月橋のたもとに出た。11日の本番では、ぜひ、遠来のお二方に、この橋上からの眺めを“ちらり”とでもいいからお楽しみいただきたい。
 渡月橋を渡ったところで右折し、次の信号を左折。愛宕山鉄道廃線跡の嵐山高架道路を通り、新丸太町通りとの交差点を直進した後、次の信号を右折。しばらく道なりに進むと左手の視界が開け、広沢池が見えてくる。池の畔を進み、山に入ったところにある“一条山越道”の信号を左折。軽くひと山越えて、通い慣れた国道162号(周山街道)に出た。
 あとは、いつもの朝練のように、周山街道を北上し、タイトコーナーの多い深見峠を避けるべく、途中で左折して府道を通り、神楽坂トンネル経由のルートで牛乳広場へ。
 ここまでずっと自分のマシンに乗
っていた私は、乗り心地にはだいたい満足していたものの、旋回性には少々疑問があった。不満なのではなく、よく曲がるのだが、曲がっている途中の自由度が低い感じなのだ。
 牛乳広場からの復路、例によってにえ号と交換し、走りはじめた途端

に“何て軽快なんだ!”と痛く感心した。以前の交換試乗では、ここまではっきりした差を感じたことはない。 やはり私のXJ900は、いつの間にか軽快感を減らしていたようだ。
 軽快感の一方で、フロントフォークが動きすぎなんじゃないか…とも感じた。これも初めてのことだ。今の自分のマシンから、急に以前の自分のマシンに乗り換えたとしたら、たぶん同じように感じたはずだ。以前はそれほどよく似たフィーリングだったのだが、私の体は、少しの間にすっかり今のフロントフォークの動きに慣れてしまったらしい。
 この日はリンドバーグに出勤のため、予行演習は午前中で終わり。仕事を終えた後、少々寄り道をする用があったので、京都から大津に抜ける山中越を通った。そして、県境の峠を越えた後、タイトな下りの九十九折りを前車について下りながら、どうしようもないラインの決まらなさに苛立ちを感じた。軽快感が落ちているくせに、ここではふらふらしてまったく進路が定まらない。
 後ろから接近してきた 250のアメリカンに道を譲るなんぞ、普段の自分からは考えられないことである。が、その後、ひょっとするとこれはフロントタイヤの変形が大きすぎるのが原因では…と考え、努めて後ろに乗るようにしたら、かなり改善した。おそらく、フロントフォークの突き出しを減らすか、タイヤの空気圧を高めれば解決するはずだ。
い)なのが効いているようだ。
 かつては桂川の舟遊びの客で賑わ
っただろう風情のある宿屋の前を通り、桂離宮の脇をかすめ、いったん堤防から下りて阪急京都線のガードをくぐり、再び堤防上へ。ここからは、大きなS字を描く桂川に沿って西、そして再び北へと向きを変え、四条通りの西の端にある松尾橋のたもと(松尾大社への登り口にある阪急嵐山線松尾駅の裏手)に出る。
 この先、松尾橋を渡って桂川東岸に移るか、まっすぐ行って、未調査の区域に乗り入れ、渡月橋の脇に出る道を探すか…。ちょっと迷った末に前進。“この先車両進入禁止”の予告通り、一方通行の出口に達したところで左折し、フラットツインのシリンダーヘッドは通れるがサイド
本文とは関係のないXS-1。美山の牛乳広場で遭遇。左前タペットカバーがボルト3本留めの、正真正銘の1970年型だ。


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