2009年7月17日 - アッシュの73番フォークオイルを試す 温度上昇による粘度低下を補うはずが… |
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| ころのない状態であったはず。 ところが、フォークオイル交換のついでにバラしてみると、組んだときよりも明らかに抵抗が大きい。不審に思ってスタビライザー取りつけボルトを緩めてみると、ウソのように動きが良くなった。おそらく、和歌山利宏のライテクコーチングの後のサーキット走行が原因だろう。よく踏ん張るフォークと強力なブレーキのおかげで1コーナー突っ込みが楽しくてたまらず、いい気になってやりすぎたようだ。おまけにあのときは左右のオイルレベルが30mmも違 っていたのだから、正確に組み立てたはずの各部にズレが生じていたとしても何ら不思議ではない。 で、再び正確に組み立てたフォークに、初体験の73番を注入した。オイルレベルは、このところ自分の基準値となっている150mmのまま。 この仕様で、最近少々気になっていた乗車1G近辺のダンピング不足感、全体的なマシンの落ち着きのなさ、そして例の“ブルブル病”まで直ればいいな…と、のんきなことを考えて翌日のツーリングに臨んだ。 |
上のグラフは、縦軸に対数圧縮した動粘度を、横軸に温度をとった、“Viscosity - Temperature Chart” と呼ばれるものである。無記入の白紙(pdfファイル)を 無償でダウンロードし、各種オイルの動粘度−温度特性の比較に使うことができる。 このチャートの上に、メーカーが |
| の73番よりも40度の15番のほうが動粘度が高いといったことがわかる。 外気温の差が、そのままフォークオイルの温度差となって現われるかどうかはさておき、冬に40番、春に58番を使っているのなら、夏に73番を使ってもいいじゃないか…と考えて、今回、73番のフォークオイルを |
公表しているアッシュのフォークオイルの、各番手ごとの動粘度(摂氏40度と100度におけるCst=センチストークスの数値)を元に、温度と動粘度の関係をグラフ化してみると、上の写真のようになる。 このグラフからは、例えば、摂氏60度のときの40番と70度のときの58番の動粘度が同程度だとか、 100度 | テストしてみることにした。 73番を入れる前のフロントフォークは、3月から4月にかけて取り組んだ、カートリッジエミュレーターによる圧側ダンピングフォースの強化と、それに続く、徹底して摺動抵抗を低減させるファインチュー二ング(変態組みなどと呼ぶ人も一部にいる)を終えたばかりの、非の打ちど | |
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