真似してほしくないし、真似する人がいるとも思えない。そう考えるとちょっと気が楽になった。このメチャクチャなフォークオイルのブレンドについて、ダイアリーに書くかどうか、ずいぶん迷いがあった。 だが、まあ、ステアリングヘッドベアリング用グリスの“ちょう度” 調整にリップスティックを使った…てなことを平気で雑誌に書く人だから、これも“いてまえ〜”である。 狙いは、アッシュの58番と73番の中間的なダンピングが得られる粘度である。以前、40番と58番を混ぜて |
| 52番程度のものを作ったときは“異なる粘度のオイルを混ぜた場合、出来上がったオイルの粘度は低いほうに寄る”との製造元社長のアドバイスを元に、58番を主体にした。 ところが、これまで30、40、58番を使ってきた経験からして、この73番というヤツは、どうやらちょっと特殊なオイルではないかという気がする。とろっとした黄金色。粘度も色も、まるで蜂蜜のようだ。17日のところに出ている“動粘度−温度グラフ”では、73番も他の番手も、温度による動粘度の変化の傾向は似た |