この1週間のマシンの変化は、カ ートリッジエミュレーターのスプリングにプリロードをかけた(プリロ ードなし→1回転)のと、フロントブレーキの引きずり対策を、より徹底して行っただけである。 たったこれだけの違いなのに、家の近所を軽く走った程度でも、乗り心地/旋回性/ブレーキフィーリングの向上を感じることができた。他は8月2日の月ヶ瀬〜奈良公園のときと同じだから、悪いわけがない。 で、今日は、前から朝練に行こうと決めていたうえに、ようやく夏本番といった天気。マシンの確認と合わせて、このあたりで一度、山道でトレーニングしようと、久しぶりに奥比叡ドライブウェイに向かった。 2日のダイアリーに“第二幕の開幕”と書いた。第一幕が終わってから、どこにどんな手を加えたかは、これまで書いてきたとおり。 |
| だが、マシン全体として、第一幕と第二幕ではどう違うのか…といった話はしていなかったので、ここで簡単にまとめておきたい。 最も大きな違いは高速/高荷重時のスタビリティーの高さである。簡単に言ってしまうと、緊張を強いられず、心地よく走れる速度域が上に20km/hほど広がった。これによって従来は低いギアでしか味わう気にならなかった 5000rpm以上の強力な加速を4〜5速(5段ミッションなので5速がトップ)でも楽しめるようになり、同時に、しっかり駆動力のかか った安定/安全で効率の良いコーナリングができるようになった。 もうひとつ、フロントブレーキのフィーリングも、以前とはかなり異なってきた。縦軸に効力/横軸に握力をとったグラフにおける握力と効力を表す線の傾斜が強まったような感じで、微小入力時のコントロール |