XJ900の爽快チューン
2010年7月25日 - スロットルワイヤーを再変更した後、バッテリーケース第2作に着手   
     
左から順にXJ750E/XJ900/XJ400Special用。筒状部分は900のみ樹脂。差し込み部の直径は7/8/6mmである。
10年前に購入後、ほとんど出番のなかったクニペックスのプライヤーレンチで挟み、カニバサミに“反り”を設けているところ。
こちらはプライヤーレンチでは滑ってうまくいかないので、アリゲーターでカニバサミを狭めた。差し込み部はスリーブ接着済み。
 昨日の作業により、スロットルワイヤーはXJ750Eの物に決定したはずだったのに、今日、何気なく物置の中にあるストックパーツを眺めていると、新品のスロットルワイヤーが見つかった。“5L8-00”のマークからして、XJ400Special用らしい。
 ここの緩いのは、グリップの遊びが一定せず、常に最小の遊び(または遊びゼロ)にしている私の好みに反する。ならば、接着してしまえ…と、急いでコニシボンドのMOS7を練り、隙間に詰め込んで固めた。
 他に、昨日のヤッツケ仕事では省

やった。装着の結果、グリップをひねっただけでは筒状部分は動かず、しかし、手で持ってワイヤーの向きを調整することはできる。
 同じようなスロットルワイヤーの取りつけ方をしている機種で、グリ
ップをひねると筒状部分がグラグラ
 さっそくXJ750E用を外して並べてみると、長さも造りもほぼ同じで、スロットルハウジングに入るところのパイプ部の曲がりが、XJ750Eのが120度程度なのに対し、 こちらは約90度なのと、ハウジングに差し込む部分の直径が、 XJ750E用の7mm(スリーブを外した状態)に対してこちらは6mmであるのが異なっていた。
 細かな違いは無視して、とりあえ

略していた“カニバサミ”状の押さえ板の修正もした。 XJ900のスロットルワイヤーは、筒状部分が樹脂製のため、径が大きく、ツバが厚い。当然、カニバサミもそれに合わせた形状だから、筒が細くツバが薄いワイヤーにするとガタが生じる。
 で、カニバサミに“反り”を設けるとともに、細い金属製の筒状部分に合わせてカニバサミを少々閉じて

するのが気になる人には、カニバサミの形状修正をおすすめしたい。
 予想外のスロットルワイヤー再交換により、予定していたバッテリーケースの第2作は、右側プレートを半分ほど作ったところで終わってしまった。第1作よりも後ろに長く伸びたのは、バッテリーの背後にクランクケース内の強制減圧用リードバルブ室をマウントするためである。
ず装着してみると、XJ750E用の物よりもさらに良い。スロットルハウジング(右スイッチボックス)から出てすぐのワイヤーの“垂れ”が緩くなり、それによって後方に向かって折り返すR(昨日の写真の丸型反射板の横あたり)を大きくできる。
 これに決めた私は、 直径6mmの差し込み部分を8mmにするため、 ジャンクボックスを漁り、おあつらえ向きの内径6、外径8mmのスリーブ(しかも、ラッキーなことに縦割り)を見つけ、そいつを広げてタイコを通し、差し込み部分に嵌め込んでプライヤーでつまみ、元の径に戻した。
 その状態でスロットルハウジングに差し込んでみると、ハウジング〜スリーブ間にはガタがなく、スリーブ〜パイプ間に少々ガタがあった。
右側プレートが半分ほどできたバッテリーケース第2作。今度は“ケガキ”をしたので、前作よりも精度は向上している(笑)。


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