XJ900の爽快チューン
2010年7月30日 - バッテリー上方に端子台を取りつけ、充電系統の配線を検討   
     
とりあえず端子台を取りつけ、配線の取り回しを検討中。決定後、熱収縮チューブや端子カバーで確実に配線する予定。
 バッテリーケース(トレイ)の次は、オイルクーラーに開けた穴からバッテリーの両脇を通ってシート下に至るダクトを作るはずだった。
 ところが、それよりも先に、ダクトの中を通ったり、途中でダクトに出入りするワイヤー/ホース/配線などのレイアウトを決定したほうが良いことに気がついた。ダクトを先に作り、あとからそれらを通してい
ったのでは、きっと“ここをこうしておけば良かった…”という箇所が

出てくるに違いないからだ。
 …というわけで、まず手をつけたのは、バッテリーの上側押さえ板への端子台の取りつけである。レクチファイア・レギュレターから出ている7本の線のうち5本までがACジェネレーターに向かうから、ACGからの5本の線をここに引っ張ってきて直結すれば、それだけでも(少しとはいえ)配線が簡略化できる。
 残る2本のうち、黒はすぐ裏側のバッテリーの−端子に、赤には過電

流遮断用のサーキットブレーカーをかませて、これまたすぐ裏側のバッテリーの+端子に、それぞれ接続すれば良い。他に必要な配線は1本のみ。下段右から3つ目の端子に共締めする茶色の線だ。
 ヤマハ車の場合、茶色の線はメインスイッチを経た+の母線(電源ライン)であり、この線のみ、エアクリーナー(フィルターケース)右側に設置予定の継電器箱(鉄ちゃん的名称)から引っ張って来れば済む。
ヘッドライトケース内にも端子台を設置予定。不要になる3つの穴を、コの字断面のゴムのモールと発泡塩ビ板で塞いだ。
バッテリー押さえ板を支持するピンに細工をし、2本のワイヤーのガイドを兼用。右側は重量化のはずではなかったか(笑)。
ほぼこれに決まりかけ…といった段階の、サーキットブレーカー内蔵ソリッドステートリレー。大きさは30×30×40mmだ。
 オートバイの配線に端子台を使うなど…と、まゆをひそめる方もいら
っしゃるだろうことは百も承知で、今回の改造で私はこれを多用するつもりだ。ヘッドライトケースの中に
8〜10端子の物を2個、テールレンズの裏側に6端子のを1個取りつけるのは確定で、他にもいくつか同じタイプの端子台を使おうと思っている。
 純正の配線に多用されているギボシターミナルや角型コネクターなどは、イマイチ信用できない…という

か、はっきり言って使う気にならない。電気的性能は別として、そもそもそこに、信頼性や耐久性を落とす一因になりやすい“差し込み式”結線材料を使う必要があるのか…と考えてみて、私なりに出した結論が、ギボシターミナルと安物の角型コネクターの全廃だったのである。
 灯火類のバルブが切れたとき、バルブを交換するためにはソケットがあれば充分で、ソケットから伸びた配線が、わりと近いところで容易に

脱着できる必要はないはずだ。
 にもかかわらず、ギボシターミナルや角型コネクターが多用されているのは、コストダウンと生産性アップのためと考えるのが素直ではないだろうか。ならば…、自分のために自分でしているワンオフの改造で、これまでの自分の経験(カプラー類の取り外し頻度など)をもとに、脱着の容易さよりも接続の確実さを優先するというのは、大いに“あり”
なのではないかと考えている。


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