7月28日に マウントベースを用いた取りつけ方法が決まったリードバルブ室は、その後、底面の穴をふさぎ、後背面にホースを接続するための取り出し口を加工してもらうべく グローリーホールに預けていた。 打ち合わせの結果、底面の穴は、ピッタリの寸法のプラグを削り出して圧入の後、全周溶接。取り出し口のほうは、純正のクランクケースブリーザーホース取り出し口(P.No.: 371-11167-01)を溶接してもらおうと思ったら、本体の取りつけネジ部の張り出しがじゃまで溶接できず、板材に溶接し、その板をネジ+接着剤で本体に装着することになった。 |
| ところが、その後、純正の取り出し口の材質が溶接に適さない(不純物が多く、溶ける前に沸く)ことが判明し、溶接ではなく圧入でアルミ板に固定してもらった。さすが元本職の小山さん。わずかな嵌め代なのに、思い切り引っ張ってもビクともしない仕上がりに感心した。 本体と取り出し口を持ち帰った私は、取り出し口の基板に5mmの穴を2個開け、それに合わせて本体背面に4mmの下穴を開け、 M5のタップをたて、取り出し口を仮付けした状態で(取り出し口の筒をガイドにして)本体背面から中穴に向けて、10.5mmのドリルで貫通穴を開けた。 |
| 続いて、上面の穴をふさぐ方法をあれこれ考え、結局、ここもまた、ときには中を覗くことができるように、このところ大活用のポリカーボネイト板を用いることにした。 奥まで入り込まないようにするためのスペーサーには、もともとこの穴に圧入されていた エルボー(STDのホース取り出し口)の基部を切り取って使い、穴の内径とピッタリに(手で押さえたのでは入らないくらい)切り出したポリカーボネイト板に二面幅24mmのボックスソケットを当てて“BANG!”と叩き込んだ。 シールには、使用実績のあるセメダインのEP-001Nを使った。 |