そこで今回、リレーを用いて制御側と負荷側の回路を完全に独立させるのに合わせて、フロントまわりの負荷(電球のみ)への給電ラインはすべてヘッドライトケース内に引き込み、ここをジャンクションボックスにして、車体後方に向かって出ていく配線の数を減らそうと考えた。 ヘッドライト3、スモール2、左右のウインカー各2、 スピードメータ ー2、タコメーター4、パイロットボ ックス6、 合わせて21本の配線(それぞれのアース線を含む)を引き込んだとしても、出ていくほうは整理すれば10本にまで減らせる。 これら10本を5芯のケーブル2本に振り分ければ、 0.75sq(AWG換算18 〜19)のビニールキャブタイヤケーブル(VCTF)が使える。これなら、 狭い空間で束ねなければ 10A程度は |
| 大丈夫で、最大でも5A(ハイビーム +ハイビームインジケーター)近辺と予想される給電ラインに問題なく使えそうだ。仕上がり外径は細く可とう性に優れる…という特徴を生かした取り回しができそうである。 だが、話はここで終わらない。ヘ ッドライトケースをジャンクションボックスにするだけではなく、出入りする配線をすべて容易に脱着できるようにしておきたい。これは、もうひとつ、長年にわたって構想を温めてきた“ヘッドライト+左右のウインカー+ライトステー一体のクイ ックリリース化”のためである。 うまい具合に、マルツパーツ館のWeb Shopで、使えそうなスペックの 屋外用防水コネクターと小型防水プラスチックコネクターを見つけたので、それらを使うことに決めた。 |