枠を形づくる4本のチャンネルの加工までで終わっていた端子箱作りが少し進み、ぴったりの寸法に切り出したポリカーボネイト板を型枠の底面にリベット留めした。 ここでの軽微な失敗は、教訓として生かすことにして、とりあえず失敗のまま先を急ぐ。軽微な失敗というのは、ポリカの底板の外寸を型枠の内寸と同じにしたため、縁ギリギリのところに打ったリベットのせいで板材が外にせり出し、型枠が外に押されて四隅の突き合わせ部分に隙間ができてしまったことだ。 まあ、どのみち、隙間は接着剤でシールするし、重量物を入れるわけでも高い剛性が要求されるわけでもないから、作り直しはしない。 端子箱の側面と底面ができたところで、とりあえずフタのことは措いといて(笑)、中身について考える。 昨日のダイアリーに53本と書いたのは間違いである。サイドスタンド |
| スイッチからの配線をカウントミスしており、この端子箱に出入りする配線の数は、正しくは55本だった。 55本の配線…と聞いても、ピンと来ない方が多いだろう。私もその一員だ(笑)。180×100mmの矩形の中に置いた端子台に向かって55本の配線を取り回し、それらを1本1本接続するというのが、どれほど大変な、または簡単なことか…よりも、まず、55本の配線ってのが、いったいどれくらいのボリュームになるのか、実物で体感しておいたほうがよい。 この“ボリューム感”というヤツは重要で、実物でシミュレーションせず、実体配線図だけで作ろうとすると、絵では通るはずの穴に配線が通らなかったり、交差できるはずの箇所で衝突してしまったりする。 で、パートごとに、実際に使うのと同じ太さの線材を、通すのと同じ本数だけ切って束を作り、箱の脇に並べてボリューム感を体感した。束 |