XJ900の爽快チューン
2010年12月27日 - 継電器箱の年内完成を目指し、各部の接着を再開   
     
角パイプはリベットを併用して留めており、接着剤の硬化前でもズレる心配がないので、+側ブスバーも同時に接着した。フレーム(ダウンチューブ)との接触を避けてリベットの本数を減らしたので、リベットのない部分を洗濯バサミで押さえている。
 また(まだ)箱作りである(笑)。とにかく、継電器箱を何とかしないことには、何事も進まない。
 それなのに昨夜は、あまりの寒さに午後8時で作業を切り上げた。その時点ですでに外気温は摂氏0度を下まわっており、ガレージ内でも息が白かった。だが今日は、朝の激しい冷え込みの割りには昼間少々暖かかったので、接着の続きをした。
 このところ箱作りに使っている接着剤はコニシボンドのMOS7。コイツは寒いと使いにくい。2本のチュー

ブから出した接着剤と硬化剤を混ぜるときの温度が低すぎると、粘度が高くて塗りにくい。そのくせ、この時期は、夏場よりもはるかに長時間経過しないと固まらない。
 だが、悪いことばかりではない。粘度が高いため、夏場よりも垂れにくいからだ。塗った後に接着面を水平にできないような箇所でも、垂れを気にせずに作業を進められる。
 で、接着(というか、接着しながらの組み立て)は、まず、上側の角パイプだけ先に取りつけていた裏板

に、下側の角パイプをリベット+接着剤で取りつけるところからスタートし、リベットを併用しているのをいいことに、硬化前に+側ブスバーを接着。ここでいったん接着剤が固まるのを待ち、続いてダクトとダクトを押さえるアングルの順にした。
 そして再び硬化を待って、右側のサイドプレート+アングルまで接着を終えた。次の左側サイドプレート
+アングルは、右側が完全に硬化してからにしたい(右側面を下にして立てて作業するため)ので、今日は
裏板にダクトを嵌め込み、アングルを取りつけた後、ボックスレンチと鉛の重りでアングルを裏板に押し当てて硬化を待つ。少し硬化したところで裏返し、角パイプ側面を結ぶ線よりもダクトが浮き上がらないように、当て板をして鉛の重りを載せた。
ここまでにすることにして、昨日よりもさらに早い時間に終わった。
 その後ちょっと出かける用があったので、コーナンに寄り道して、これまで使っていたのとは異なった形状のタッピングビスを買ってきた。
 タッピングビスが嫌いなのは、締め込んだ後のビスの中心が、もとの下穴の中心からズレやすいこと、脱着を繰り返すとネジがナメやすいこと、締め加減がイマイチわかりにくいこと…などなど、いくつもある。
 それらの中で、継電器箱のフタの

取りつけ時に問題になりそうなのは締め加減のわかりにくさである。
 で、買ってきたのは“鋼板用Sタイプ”という名の製品で、能書きによると、一般的なタッピングビスよりも強い締めつけ力が得られるとのこと。ただ、形状を見ればわかるように、ストレートネジに近く、下穴のドリル径決定とドリリングは、どちらも慎重にしなければならない。
 ストレートに近いとはいえ、テーパーネジであることに変わりはないから、被締結物の厚さによって下穴

径が違ってくるのはもちろん、下穴を開ける部分の材質と厚さによっても最適の下穴径は変わるはずだ。
 …というわけで、次の作業日(たぶん12月30日)に、残る接着部分にMOS7を塗った後、硬化を待ちつつ、本番と同じ材質/寸法のテスト片を用い、新しく仕入れたタッピングビス(鋼板用Sタイプ)に最適の下穴径を探ろうと考えている。
 ギリギリではあるが、継電器箱は何とか年内に完成し、正月にはワイヤリングにとりかかれそうである。
ダクトまわりの接着部分が、動かしても大丈夫なところまで硬化した後、サイドプレートとその補強アングルを接着した。新しく仕入れた“鋼板用Sタイプ”という名のタッピングビス(左)と、端子箱のフタの取りつけに使ったトラスタッピング(右)。


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