XJ900の爽快チューン
2011年5月18〜19日 - 仮ナンバーで検査場へ。そして4回目の車検に無事通過   
     
いつも空いていて、のどかな京都南検査場。今回は撮影にもまったくお咎めなし。検査官の態度も年々柔らかくなっている。
 そのまま車検に通らないような車両を造る気も、そんなのを公道で走らせるシュミもないから、路上復帰できる状態にすれば車検に通る。
 とはいえ、検査官だって人間だから、心証を害さないだけでなく、好印象を持ってもらえるマシンに仕上げたほうが良いに決まっている。
 そこで、ピカールやナノテク研磨剤入りクリーナーを駆使して半日がかりで徹底的に拭き掃除をし、外から見える塗装の剥げにはすべてタッチアップをし、クリップ(βピン)

にはすべて補強のOリングを嵌め、さらに、ハンドルを左右いっぱいまで切ったときの固定側と可動側の隙間を少々広げるべく、ストッパーに切れ角抑制プレートを装着した。
 ヘッドライトの調整は、いつもどおり、夜に平坦路で跨がったまま静止し、ハイビーム時の光軸が路面と平行になるようにした。あ、最初にエラそうなことを書いた中で、光軸だけは別だった。これは、必ず、車検の後に下を向け、ロービームの照射範囲上縁が前車のドアミラーより

も下になるようにしている。
 で、マシンの用意がすべて整った後、市役所まで(クルマで!)行って、仮ナンバーを借りてきた。ウチに戻って仮ナンをつけようとして、四輪用サイズなのを思い出した。
 前回は、写真で見たところ、タイラップでぶら下げただけのようである。しかし今回は、1年半にわたる鍛錬のおかげで“そんなもん、すぐ作れるわい”という気になり、写真のような、角パイプに板をリベット留めしたステーを介して装着した。
2本の取りつけネジ穴間隔210mmの仮ナンと、それを120mm間隔のバイクに取りつけるためにアルミ材で急造したステー。仮ナンと同時に発行される臨時運行許可証。運行の目的には“車検”と書かれている。しかし、手数料750円は高すぎる。
 当日は、午後のコースを予約していたのに、11時20分ごろ検査場に到着した。2年に一度のイベントなんて、覚えることよりも、忘れていくことのほうが多い。書類の書き方なんて、すっかり忘れているから、早めに着いて、余裕を持って書類を作成しようと思ったからだ。
 ところが、そんな心配をよそに、書類はすぐに出来上がったのに、認印を忘れてきたことに気づき、京都南検査場から約7km離れたカスノモ
ーターサイクルに急行。同店の系列

ショップであるトライアンフ京都のYさんにハンコを借り、無事に書類を完成させることができた。
 急いで検査場に戻り、申請を済ませると間もなく検査開始。最初に灯火類の検査と検査官による各部の目視点検があり、続いてスピードメーターの誤差測定、そして別のローラ
ーに移動して前後ブレーキの効きチ
ェック、最後にテスターでヘッドライトの光軸測定を済ませて、すべての検査が終了し、無事に車検合格。
 検査官に言われたとおり、受け付

けをした建物に戻り、受け付けの隣のカウンターにいたお姉さんに書類を渡すと、ものの1分ほどで新しい車検証が出来上がり、それとナンバ
ープレートに貼る車検有効年月を表すステッカーを受け取って、あっけなくすべての手続きが終わった。
 過去最高にスムーズな進行だったので、逆にちょっと心配になり、車検証をくれたお姉さんに「もう帰ってもええんかなあ?」と聞き、「どうぞ」の返事でようやく安心して帰宅の途についた。


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