もうちょっと先になるかな…と思 っていた10万kmだったのに、このところ連日の夜走りによってハイペースで距離が加算され、今朝気がつけば、あと30kmに迫っていた。 1年半がかりの大改造を経て路上復帰したころは、キャブと点火時期 +フロントフォークとリアショックのセッティングを完璧にし、前後のタイヤを新品にして10万kmを迎えたいと思っていたのに、あと30kmとな っては、何をしても悪あがき。潔く観念して、昼下がりの気ままな散歩ツーリングを楽しむことにした。 5月19日の車検通過から1カ月半、3000km少々の間に、今回の大改造によってこのマシンに上積みされたポテンシャルの、かなりの部分を実性能として引き出すことができた。 キャブと点火時期は、トップギア3000rpm以下からの加速を もう少し強力にしたいという“ないものねだ |
| り”をしなければ満足できるレベルに達したし、フロントフォークとリアショックは、現状の部品構成では限界を極めたような気がする。 タイヤは、ピレリ・スポーツデーモンの新品前後セットが、すでに某バイクショップ(笑)に届いている。なのに、すぐに交換に行かなかったのは、キャブと点火時期のセッティングのために、高回転域で全開加速を繰り返すのを、古いタイヤのうちに済ませておきたかったからだ。 車検時(交換後 6750km時点)には、余裕でパスできるほど残り溝のあったリアタイヤは、その後の酷使によって激しく摩耗し、今や中央部の幅3cmほどには溝の痕跡すら見当たらないという悲惨な状態だ。 にもかかわらず、操安性は、大改造前とは一線を画した高い安定感と直進性、そして良好な旋回性と軽快感を保っており、ここでタイヤを新 |