XJ900の爽快チューン
2011年7月9日 - おかわりナイトラン。8人の不良オヤジがスタバを巡る   
     
他店舗でも”とのイキな計らいにより、合法化された“おかわりナイトラン”。この夏、あと何度かありそうな予感がする(笑)。
5000rpmにおける 強めの押し出し感と、それ以上の回転域での芯が出たかのようなシャープな回りっぷりを手に入れていた。
 国道1号を守口まで走り、そこから阪神高速に乗って環状線へ。そのあたりまでは“やっぱり、ハイペースな走りには XJR1300-3のほうが合
ってるよなぁ…”などと気を良くしていたのに、神戸線に入り、単調なクルージングに移ると間もなく、乗物酔いに似た感覚に襲われた。
 原因は、おそらく、エンジンと車体の両方が、すべての外部入力と運転操作(高速道路を定速走行中だから、どちらも非常に小さい)に対して、ゆったりと糸を引くような反応しかせず、三半規管に異常をきたしたからではないかと思う。
 西宮鞍掛のスタバに着いて、松井山手のレシートを提示する面々に対し、怪訝な顔ひとつせず、にこやかに“おかわり”を用意するお姉さんに、少々ガッカリしつつレシートを見ると、ちゃんと“他店舗でも”と書いてあるではないか…。
 参加車中最も硬派なFZに乗る“こまき”さんあたりが暴れるんじゃないかという期待は裏切られ、8人のオヤジは愛車のまわりにたむろしながら、夜風に吹かれた心地よい“おかわり夜会”を楽しんだ。
 帰路の湾岸線で、再び乗物酔いに見舞われた私を見捨ててペースを上げた本隊は、すぐに見えなくなり、あとは一人、ぼーっとした頭であれこれ善後策を考えながら、湾岸線〜東大阪線〜国道〜阪奈道路を通り、なんとか帰宅することができた。
 もうすでに恒例と呼んでいい毎月第2土曜の夜会。会場は、松井山手のスターバックスコーヒーをメインに、ときどき違うところでも行っている。スタバのテラスが寒い冬場には、近所のガストだったり、カラオケだったりしたこともある。
 で、今回は、定例の松井山手のスタバに集まるはずだったのに、だれが言い出したのか、夜走りも涼しくて気持ちいいよなぁ…てなことになり、松井山手のスタバで集合し、どこかに走りに行くことになった。
 こういうこと(つまり、遊び)に関しては、とてもウルサいオヤジの集まりだから、とんとん拍子に話が弾み、どこか別のスタバまで走り、そこで松井山手のレシートを出し、おかわりサービスを受けようというセンで計画がまとまった。

 この悪だくみに“おかわりナイトラン”なる素晴らしいネーミングをしたのは、仲間うちで“松井山手幹事長”と呼ばれる、当夜会終身幹事の“もっちゃん”である。
 果たして、当日夜9時に松井山手のスタバに集まったのは、9人の、見るからに悪そうなオヤジたちだった。残念ながら、未だ謹慎処分が解けず、 RZV500Rではなく原チャで堺から駆けつけた“とんさん”はナイトランには出走できず、約1時間の夜会パート1のみの参加。残る8人で西宮鞍掛のスタバを目指した。
 この日のXJ900は、 前日の今井さんのインプレをふまえて、イグナイターをXJR1300-1からXJR1300-3に換装しており、 3000〜6000rpmにかけてのウルトラスムーズかつ二次曲線的な加速感を失うかわりに、2000〜
STDのイメージを守りつつ、足まわりと外装に多くの手が加えられたFZ750こまき号。ドゥカティのホイールを苦労して装着。ナイトランに参加した8台の内訳は、H-Dが1、BMWが3、ヤマハが4。なぜかヤマハ車と外車乗りが多く集う夜会である。


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