XJ900の爽快チューン
2011年8月6日 - RR誌の企画用に、ヤマハの19/18/17インチ車を乗り比べる   
     
F19インチの1981年型XJ750E川口号/F18インチの1991年型XJ900自車/F17インチの1997年型XJR1200村上号。
材方法とページ構成が決まった。
 3車の比較試乗は、いつもテストコースにしている甲賀/大津市境近くの国道422号の中でも、 特定の2つのコーナー(S字)と、その手前のストレート、 合わせて500メートルくらいの区間に絞って行った。
 この試乗でわかったのは、これら3車の印象で最も違うのはフロントタイヤの径による操安性よりもむしろ剛性感であり、それをわかったうえで、それぞれのマシンにふさわしいライディングをしてやれば、どれも気持ちよく安心してコーナリングを楽しむことができた。
 驚いたのは、3車とも、乗り換えた直後から、まるでそのマシンでず
っと走り続けてきたかのように、慣れるのにまったく時間を要さず、操安がらみで“ん?”と思うところが皆無だったことである。
 3車ともタイヤの偏摩耗がなく、足まわりの各部の動きが良好だったのがその理由だろうが、タイヤにも足まわりにも問題がなくても、そうじゃないマシン(STDの XJ750EIIやXJ900も その一例)も多々あるわけで、 XJR1200こそ、XJ750Eで完成度を高めた“ハンドリングのヤマハ”
の正統な後継車なのかもしれない。
 このところほとんど工具関係の連載コラムしか書いていないロードライダー誌から“フロント19インチ特集”の執筆依頼が来た。カワサキZ系、ホンダCB系、スズキGS系のネタはあるのだが、ヤマハ系のネタがないので、それを頼まれたわけだ。
 ヤマハのロードモデルでF19インチといえば XS1からXJ750A/E/D/DIIまでである。 TX650で大型バイクに目覚め、 その後はGX500、XJ750Eを

も、すべて“お任せ”になった。
 どんなストーリーにするか…。できれば、このところ目覚ましい勢いでタイヤに関するノウハウを蓄積中のコンプライアンス川口さんに登場してもらい、実用的なタイヤ選びのアドバイスを語ってもらいたい。
 さらに、モトランド三澤の三澤さんに取材をし、F18、F17に改造したときのパーツ構成と、なぜ小径化したのかについても話を聞こう。
メインに、XS1やTX500を所有していたこともあり、今なおXJ750Eの復活を計画し、身近なところにXJ750Eのオーナーがたくさんいる私にとってこれはまさにぴったりの仕事ではないかという気がした。
 予想どおり、編集部には具体的なアイデアはなく(笑)、ストーリー展開も、そのために必要な取材と撮影
 この2つの話をメインに、F19からF17への大まかな流れをおさらいしつつ、できればXJ750Eのハンドリングを誉める内容にしたい。
 川口さんと村上さんに協力してもらい、 XJ900を加えたF19、18、17の3車の比較試乗と撮影をし、その後にインタビューをすれば、ビジュアル的にも不足はなかろう…と、取
ロードライダー誌面(2011年10月号)ではカットされてしまった、川口さんご自慢の“YEBISU”のロゴ入り限定品のTシャツ。


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