XJ900の爽快チューン
2012年3月31〜4月1日 - 案ずるより生むが易いか? 外装パーツの全塗装を開始
     
ずっと前にホームセンターで購入した“トロ舟”で滴る水を受けながら、240番のサンドペーパーで水研ぎ。剥離材は使わず。
表面のクリアコート層に入った無数のヒビ割れ。こうなった段階で“防錆”という塗装本来の効能は著しく低下している。
クリアコート→ペイント→サフェーサーの順に落としていくと、サフェーサーと金属表面の間に生じた無数の点錆が現われる。
 バイカーズステーション誌・最新号の奥付けに書いたように、このバイクに乗り出してから間もなく10年になり、すでに10万km超を走破したにもかかわらず、性能的にはずっと登り調子で、今が最も調子が良い。
 ところが、このところ外装パーツの劣化が激しく、外観的には“よくある汚い中古車”になり果てていたので、このあたりで6点の外装パー

ツを入れ替え、外観の全面刷新を図るべく、重い腰を上げた。
 ガソリンタンク/左右のサイドカバー/テールカウル/フロントフェンダー/アンダーカウルの6点、つまり、塗装されたパーツのすべてを入れ替えれば、見た目にも機能的にもかなりの若返りが期待できる。
 ガソリンタンクを除く5点は、すべて、どこかにヒビ割れが入ってい

たし、ガソリンタンクは、多数の細かな凹みや傷、塗装表面のクリア層の部分的消失といった見た目の問題の他に、内部の錆によって常にキャブレター(フロートチャンバー)が汚れるという問題を抱えていた。
 で、これらの問題を解決すべく、ネットオークションで少しずつ買い足してきた外装パーツ(塗装面以外は問題なし)に塗装を施したうえで
このタンクは、入手当時も今も、内部は新品同様。これを使わないのはもったいない…というのが、交換の動機のひとつ。
プロが見れば×でも、個人的には◎のテールカウルとサイドカバー。磨いてクリアを吹けば、ツヤも充分に出るはずだ。
シルバーマイカ(トヨタ純正色)のペイントと“プラサフ”というサフェーサーは、ともにホームセンターで購入したソフト99の製品。
一気に交換することにした。
 苦手の塗装を自分でしようと決めたのは、夜会の常連こまきさんがその道のプロで、懇切丁寧に指導してもらえそうだったのと、途中で“お手上げ”になっても面倒を見てもらえそうな気がしたからだ(笑)。
 カラーもパターンも、迷い出すとキリがないので、とりあえず、いったんシルバー一色にしたあとで先の

ことを考えよう…と、こまきさんの「シルバーは遮蔽性が高いので、下地を落とさなくても大丈夫」の言葉に従い、手始めに、もともと赤塗装だったテールカウルに 240番のサンドペーパーを軽くかけただけでサフ
ェーサーを吹き、ドライヤーで加熱して溶剤を飛ばし、立て続けにシルバーマイカをスプレーした。
 こまきさんの指導と、おそらく、

彼の助言に従って購入したサフェーサー&ペイントの性能の良さのおかげで、テールカウルは、自分としては驚くほど良好に仕上がった。
 これに味をしめて、左右のサイドカバーも同じ方法で塗装。こちらもまあ、専門家が見れば“何や、その程度か”かもしれないが、自分としては“成功”の部類。続いてガソリンタンクの色落としを開始した。
1985年にドイツ国内でのみ販売されたXJ900N。これをネイキッド化の手本にしたが、この塗色は地味すぎて好みではない。1983〜84年頃のフランス語版カタログより。パターンはともかく、色合いはこんな感じでもいいかな…という候補のひとつ。こまきさんが自分のFZ750を“こうしたい!”という初期型輸出仕様のFZ750。エンジンが黒だから映えるカラーリングかも?


<  ひとつ前 ・ 目次 ・ 最新 ・ ひとつ先  >
 
ARCHIVESARCHIVES TUNINGTUNING DATABASEDATABASE HOMEHOME Network RESOURCENetwork RESOURCE    DIARY