2010年10月17日 - シート下のソリッドステートリレー(SSR)は引き出し式マウントに |
| | | | |
|
調子に乗って過剰スペック(必要以上の防振構造)のイグナイターユニットマウントを作ってしまったので、肝心のソリッドステートリレー(SSR)の配置が苦しくなった(笑)。イグナイターユニットを留めるゴムバンドの表面〜サイドカバー裏面間の隙間は充分でも、V字型のフレーム間に“で〜ん”とイグナイターユニットが座っているため、ステーを取りつけるスペースがない。 収納スペースはあるから、マウントくらい、あとで何とかなるだろう …と楽観的に構えていたのがマズか った。SSRを支持するミニISOソケットを取りつけられそうな場所は、イグナイターユニットの下を左右に通 っているアングル(10月8日の3点目の写真)の縦の面しかない。 |
| イグナイターユニットのマウントを作りながら、とりあえずここにグロメットを設ける…くらいのことはぼんやりと考えていた。その証拠が鉛筆で描いた2つの丸である。 ところが、 いざSSRのマウントを作ろうとすると、グロメットを介して背面にマウントしただけでは、わずかな重量とはいえ重みで手前に傾くのは避けられず、上から引っ張るか下から支えるか、いずれにせよ傾き防止策が要りそうな気がした。 しかし、作るのがメンドクサいというよりは、カッコ悪い、あるいは脱着がメンドクサそうなので、何とかイグナイターユニットと同程度の脱着容易なマウントにしたかった。 で、とりあえずマウント方式は措いといて、両側のフレームに干渉し |
| ない範囲で、リレーソケットをどこまで低い位置にマウントできるだろう…と、真横(リレーソケットの真正面)から眺めていて、アングルに鉛筆で描いた丸印を、わずかにズラせば、向こう側にエアクリーナーボ ックス(フィルターケース)がない位置にできることがわかった。 向こう側にフィルターケースがなければ、長い棒を通して、広いスパンで支えることができ、そうすれば傾きも気にならないはず。だが、あまりスパンを広げすぎると、取り外し時に手前(車体右方向)にスライドさせる距離が長くなりすぎる。 そこで、どれくらいのスパンを確保すれば傾きが気にならないかをシミュレートしてみて、30mm程度なら何とかなりそうな気がしてきた。 |
|
| |
|
|
30mmくらいなら、イグナイターユニット下の25×25のアングルの手前にもうひとつアングルをつけ足し、コの字を反時計方向に90度回転させた断面にすれば、いけそうだ。 3連装のリレーソケットにSSRを載せ、 SSRの側面が軽くゴムバンドに接触する位置で、ソケット背面とアングルの縦の面(丸印を描いた面)の間の距離を測ってみると約31mm。それにアングルの板厚(2mm)と グロメットの耳の厚さ(4mm)を 足すと37mm。これが手前と奥のグロメットの外〜外間の距離になる。37mmあれば、 貫通した棒の一端に、1本当たり (3個のSSR+3個のソケット+ 裏板)×1/2の重量がかかっても、気になるほど傾くことはないはずだ。 |
| それに、もし傾いたとしても、得意の“現物合わせ”や“見た目で手加減”を駆使して、手前と奥のグロメットの高さを微妙に変えれば、望みの位置に調整できるはずだ。 37mmスパンに決めると同時に、手前に引き出した位置でも止めておけるように、思い切って長い棒を使うことにした。右のグロメットを少し下、左のグロメットを少し上に寄せれば、フィルターケースと干渉せずに最大30cm程度の棒を通せるのだから、これを使わないテはない。 さらに少々考えて、 SSRブラケットの位置決め(棒の抜け止め)に、クリップではなくレバー+スプリングを使いたくなった。クリップだとどこで留めるにしても狭い隙間を通 |
| さなければならず、脱着しにくくなるのは避けられないからだ。 それに…、 SSRのブラケットが引き出し式に手前に出れば、それだけで(外してしまわなくても)イグナイターユニットは容易に脱着でき、3個のSSRからの12本の配線も、引き出しのストローク分の余裕を持たせておけば充分だし、安全でもある。 今日は、 2本の長い棒(あとで適当な長さに切断予定)を持ったブラケットと、 その棒を通す4カ所のグロメットの取りつけまでで作業を終えた。ここからあとは、レバー+スプリングの位置決めというヤツが、少々チャレンジングな細工物になりそうで、メンドクサくもあり、楽しくもあり…といった感じである。 |
|
| |
|
|
|