XJ900の爽快チューン
2012年2月5日 - セッティングも大幅に変更してフロントフォークを組み立て
     
セッティングを大幅に変更するため、3セット目のフォークシリンダー(ダンパーロッド)を加工して使用。筒の表面は磨き出し。
何もせず5万km以上使用したスプリング(左)と、5000kmほど使用の後に保管していたスプリングの側面を磨いたところ(右)。
最初、平らなサンドペーパーを横に往復させたら角ができ、ひっかかりの原因になりそうだったので、丸めて線に沿って磨いた。
 修正の終わったインナーチューブを一晩放置し、もとに戻らなかったのを確認してから組み立て開始。今回のオーバーホールでは、インナーチューブの曲がりを直す他にも、いろいろやりたいことがあった。
 ダンパーセッティングの変更、スプリングの交換、各部の磨きなどである。ダンパーセッティングについては、レーステック製カートリッジエミュレーターの投入以後、ちまちま繰り返していた小変更ではなく、カートリッジエミュレーターの“使い方”そのものを変えてみようと考え、それに従った大変更を施した。
 構成パーツはほとんど変わらないので、見た目には小変更ではあって

も、考え方がまったく違うから、自分としては大変更のつもりである。詳しくは、今後、細かなセッティングを詰めながら報告したい。
 スプリングの交換というのは、去年の8月1日に施工した“全長短縮によるばねレートの引き上げ”を、5000kmしか走行していない新しいほうのスプリングに施し、それに入れ替えたというわけだ。施工の方法やカット位置などは前作と同じだから今度こそ、0.49-1.08kgf/mmのSTDスプリングが 0.55-1.08kgf/mmに変身してくれたはずである。
 これと合わせて、フォークオイルのレベルも見直し、以前より少々低めの 165mm(STDは168mm)からセッ

ティングを進めることにした。
 各部の磨きというのは、フォークシリンダー(ダンパーロッド)の表面(インナーチューブ下端のバルブを貫通する部分)の磨きを、以前よりも念入りにしたのと、今回、初の試みとして、XJR1300などのSTDスプリングに最初からしてあるようなフ
ォークスプリング側面(インナーチ
ューブ内周と接触する)のバフがけである。実際にバフをかけたわけではなく、240&600番のサンドペーパ
ーとピカールによる研磨である。
 見えないところをメーカーが磨いているということは、効果があるのかもしれないと考え、半信半疑のまま(笑)、とりあえずやってみた。


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