今井さんから組み立て完了の連絡があったのは3月16日。「1日待ってガス漏れやオイル漏れがないことを確認して発送します」とのこと。 で、組立の終わった2本のリアシ ョック(ダンパー)と、預けていたその他のパーツが手元に戻ってきたのは18日の午前中。BS誌“爽快チュ ーン”の原稿締め切りが19日昼だから、かなりヤバいタイミングだ。 戻ってきたリアショックを装着して20日のツーリングに臨むには、何としても18日中に原稿を書き終え、19日に作業と試走をしなければ…。 そんなわけで、いつもとは違い、珍しく締め切り前日に原稿を書き終えた。20日のツーリングで雨が降ったら私のせいです。はい(笑)。 19日は、朝から、スプリング/エンドアイ/電極などの取りつけをした。スプリングは、これを機会に、同品番(380-05)ながら推定走行距 |
| 離の短い(ヘタりが少ないと思われる)物に交換。エンドアイの締め込み(これによりショック全長が変化し、リアの車高が変わる)は、とりあえず以前と同じにし、スプリングのプリロードと圧側/伸び側のダンピングアジャスターの位置も以前と同じところからのスタートにした。 試走の結果は素晴らしかった。乗り心地は文句なしに過去最良。他の評価項目でも、直前まで装着していた XS750SpecialのSTDリアショックはもちろん、記憶にあるオーバーホ ール前のショックと比べて、すべてにわたってあまりにも違いが大きくかつ明らかで、頭の中が混乱しそうだった。第一印象を一言で言うなら “駄馬が駿馬に変わった”である。 まあいい。明日たっぷり走れば、新しいリアショックについて、しっかり評価できるに違いない。それより、キャブを何とかしなければ…。 |
| 不調箇所が複数あるうちは大して気にならなくても、ひとつだけになるととても気になる場合がある。今回のキャブがまさにそれ。もともと中途半端なままだった冬用セッティングの問題点が、ここにきて我慢できなくなってきたので、 前回、145番に絞った途端に“どうも失敗くさいな…”と思っていたパイロットエアジェットを元の160番に戻した。 再試走の結果、全閉から開け始めのゴボつきがなくなり、2000〜3000 rpmの押し出し感が増し、 シフトタ ッチが軽くなった。やはり、メイン系という大きなキャブの中にあるパイロット系という小さなキャブの口径に相当するパイロットエアジェットは、いったん決めたら安易に変更すべきではない…と、前回、よく考えずに絞ったのを反省した。 これにより、明日のツーリングがますます楽しみになってきた。 |