XJ900の爽快チューン
2010年8月26日 - ヘッドライトケースをジャンクションボックスに(その4)   
     
ヘッドライト球のアース/ハイ/ローの3本の線と、スタッドボルト内で損傷していた左ウインカーの配線を除き、配線の終わったヘッドライトケース内部。余っている青い線は、フロントウインカーに内蔵されていた(思い出した)マーカーランプの物。せっかくだから配線するか、節電のためにしないままか、思案中。
 15日のダイアリーに書いたままになっていたヘッドライトケースの中と14日のままのテールライト。これらを一気に片づけるべく、ハンダづけを中心とした作業に取り組んだ。
 作業順序は、左右のウインカーからの配線を引き入れる縦樋ふうダクトの取りつけ→スモールライト/ウインカーへの配線→大2/小3個のレセプタクルへの配線→プラグへの配

線…である。簡単そうな作業を先、難しそうな作業をあとにした。
 ヘッドライトケース“内”の“配線”については、旗型端子が入荷してからの作業となるヘッドライト本体への給電ラインと、被覆の劣化のため要交換の左ウインカーへの給電ラインを除き、完成である。
 配線以外にしておきたい作業は、ヘッドライトのレンズとリムの間か

ら侵入する雨水が配線類に直接かかるのを防ぐとともに、ヘッドライトレンズ脱着時に配線を引っかけないようにするためのカバーの設置だ。 上記2点については、STDよりもかなり高いと思われる安全性を、もう少し高めておきたいと思う。
 樹脂製の基板を用いた、これらヘ
ッドライトケース内の配線類の劇的な小型化が次の目標となりそうだ。
大きいほうのコネクターのレセプタクルへの結線には、大小2種の収縮チューブを使用し、絶縁/防滴に確実を期した。レセプタクルのターミナルに配線をハンダづけした後、1本ずつ細いほうの収縮チューブをかぶせ、絶縁/防滴を確実にする。最後に外から太いほうの収縮チューブをかぶせる。こちらは絶縁/防滴というよりも、ハンダづけ箇所の保護が主目的である。
小さいほうのコネクターへの配線(ハンダづけ)には、ルーペを使用。昔ながらの木片+バイスプライヤーの簡易スタンドだ。レセプタクル〜端子台間のワイヤリングには、作業性を優先して単線を用い、ハンダづけの後に収縮チューブで束ねた。左の写真のレセプタクルから伸びた配線は、丸型端子で端子台に留めた。この部分は、もっと小さい端子台でも良かった。
大きいほうのコネクターにキャブタイヤケーブルをハンダづけしている途中。こちらも、根元を1本ずつ収縮チューブでカバーした。このあと、スリーブをねじ込み、さらにゴムのパッキンをキャップとともにねじ込めば出来上がり。外皮は識別容易なグレーにした。自作のフタに穴をあけた後、斜めにカットしたゴムチューブを接着し、左右のウインカーからの線(片側3本)のダクトにした。
 テールライトまわりの作業は、ヘ
ッドライトケース内と比べれば簡単なものだった。 端子台は10極が1本だけだし、キャブタイヤケーブルの外皮を剥いた後の5本の配線と、 そこから分岐した10本の配線を通すスペースにも余裕がある。
 悩んだのは、細かな配線よりもむしろ、車体前方から右側シートレールに沿って這わせたキャブタイヤを

どう取り回すかだった。
 課題は、通しやすく、急な屈曲がなく、固定箇所が少なく、見た目に美しいこと。そこに、テール/スト
ップ球を交換するときに、電球のソケットや作業者の手の動きを妨げない…という条件も加えると、シートレール後端のループ(左右結合)部の下を通って左側に移り、テールライトハウジング左縁に沿って立ち上

げるのが良さそうに思えた。
 ダブルのテール/ストップ球、左右のウインカー、 合わせて4本のア
ースへの接続は、長めに切った芯線を折り返し、8月7日に書いた方法で線の途中に丸型端子を圧着した。キ
ャブタイヤの固定には、外皮の終端部に1箇所だけクランプを設けた。
 次はハンドルスイッチ/メインスイッチからのケーブルの敷設だ。
10極の端子台の上側にも丸型端子が並び、配線作業の終わったテールライトハウジング。後日、カバーを取りつけるかも。
テールライトハウジングから出たキャブタイヤは、車体右側に移り、シートレールに沿ってシート下のリレーボックスに向かう。
タイラップの代わりに使っているケーブルクランプ。タイラップよりも確実性は少々落ちるが、脱着作業性は良く、再使用可能。


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