XJ900の爽快チューン
2010年11月21日 - “カニバサミ”を10mmオフセットし、端子箱の位置を微調整   
     
最初は余裕たっぷりだったはずなのに、知らぬ間に物が増え、凝縮感あふれる眺めとなったシート下のトライアングルゾーン。
新作のフック。“カニバサミ”の中心を10mm下にオフセットしている。カッコよくしたかったが、ゲーザの曲線にはおよばず(笑)。
新作(左)と旧作(右)を並べたところ。旧作を8mmズラすと接触面積が小さすぎるような気がしたのも作り直しの理由。
 昨日は“気が進まなかった”フックの作り直しを、今日、この作業だけに的を絞り、遊びに来てくれた5人のバイク仲間とおしゃべりをしながら、ゆっくりと作り終えた。
 1980年代設計のヤマハ車でなくてもウェルカムなのに、集まったのはXV750E、XJ750E、SRX6×2、SR400という、世間では珍しく、私にはちっとも珍しくないマシンたち(笑)。
 今日のお茶の肴は、 11月4日のダイアリーに書いたスタディオファイブのカタログと東欧関連書籍。レヒネル・エデンをきっかけに中〜東欧に興味を持ったトモキ・オータさん
が、どこまで深くのめり込むか、興味を持って見守っていきたい(笑)。
 フックに話を戻すと、見ておわかりのとおり、作り直しの理由はオフセットのため。端子箱前端を前作よりも10mm上げたくなったからだ。

 なぜ前端を10mm上げたくなったかというと、後端を下げたためで、後端を下げると、底面の3個のケーブルグランドとスイングアームの隙間が狭くなりすぎるので、前端を上げて帳尻を合わせようとしたのだ。
 では、なぜ後端を下げたか。それは、端子箱第1作よりも第2作のほうが4mm厚く、フタを取りつけるとフィルターケース底部と干渉する恐れが生じたからだ。幸い、後端の下側には充分な隙間があったので、後端を3mm下げたのだった。
 そんなわけで、前端を10mm上げるためには、取りつけ部に対して“カニバサミ”を10mm下にオフセットしたフックに交換すべし…と、決めたものの、あまりにメンドクサそうなのでヤル気をなくし、気分転換が必要だったというわけだ(笑)。
 いや、実は、フックを作り直す前

に、リベットを外し、旧作を下にズラして留め直す…ということもやっていた。その痕跡が、上の写真の旧作フックに開いた真ん中の穴だ。昨日の段階で、穴を開け直し、フックを8mm下にズラして(端子箱前端を8mm持ち上げて)機能的にはこれでOKのはずだったのだが…。
 やはり、ここはメンドクサさに負けず、ちゃんと作っておこうという気になった。あとで作り直すメンドクサさを考えれば、今の状態で作り直すメンドクサさなど、たかが知れている。…というわけで、作り直すのなら 8mmでも10mmでも手間は同じなので、余裕を増した10mmオフセットのフックを作ることにした。
 今日ガレージにご来訪いただいた方々には“膝上工房”の“見た目で手加減”による物づくりを、じっくりお楽しみいただけたと思う(笑)。


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