昨日は“気が進まなかった”フックの作り直しを、今日、この作業だけに的を絞り、遊びに来てくれた5人のバイク仲間とおしゃべりをしながら、ゆっくりと作り終えた。 1980年代設計のヤマハ車でなくてもウェルカムなのに、集まったのはXV750E、XJ750E、SRX6×2、SR400という、世間では珍しく、私にはちっとも珍しくないマシンたち(笑)。 今日のお茶の肴は、 11月4日のダイアリーに書いたスタディオファイブのカタログと東欧関連書籍。レヒネル・エデンをきっかけに中〜東欧に興味を持ったトモキ・オータさん が、どこまで深くのめり込むか、興味を持って見守っていきたい(笑)。 フックに話を戻すと、見ておわかりのとおり、作り直しの理由はオフセットのため。端子箱前端を前作よりも10mm上げたくなったからだ。 |
| なぜ前端を10mm上げたくなったかというと、後端を下げたためで、後端を下げると、底面の3個のケーブルグランドとスイングアームの隙間が狭くなりすぎるので、前端を上げて帳尻を合わせようとしたのだ。 では、なぜ後端を下げたか。それは、端子箱第1作よりも第2作のほうが4mm厚く、フタを取りつけるとフィルターケース底部と干渉する恐れが生じたからだ。幸い、後端の下側には充分な隙間があったので、後端を3mm下げたのだった。 そんなわけで、前端を10mm上げるためには、取りつけ部に対して“カニバサミ”を10mm下にオフセットしたフックに交換すべし…と、決めたものの、あまりにメンドクサそうなのでヤル気をなくし、気分転換が必要だったというわけだ(笑)。 いや、実は、フックを作り直す前 |
| に、リベットを外し、旧作を下にズラして留め直す…ということもやっていた。その痕跡が、上の写真の旧作フックに開いた真ん中の穴だ。昨日の段階で、穴を開け直し、フックを8mm下にズラして(端子箱前端を8mm持ち上げて)機能的にはこれでOKのはずだったのだが…。 やはり、ここはメンドクサさに負けず、ちゃんと作っておこうという気になった。あとで作り直すメンドクサさを考えれば、今の状態で作り直すメンドクサさなど、たかが知れている。…というわけで、作り直すのなら 8mmでも10mmでも手間は同じなので、余裕を増した10mmオフセットのフックを作ることにした。 今日ガレージにご来訪いただいた方々には“膝上工房”の“見た目で手加減”による物づくりを、じっくりお楽しみいただけたと思う(笑)。 |