XJ900の爽快チューン
2011年7月17日 - 継電器箱の防水と各部美観の向上に建物内装用フィルムを貼る   
     
フタの前面に貼ったフィルムは単なる“目かくし”で、フタの端面〜側板の表面間に貼ったアルミテープが防水対策。
従来の塗装(すぐ剥げる)に代わり、2枚に分けたフィルムを貼ったリアショックのタンク。段差部と角は塗装のままである。
ナンバー&裏板と共締めしたポリカ板にカーボンFRPふうフィルムを貼り、その上に“XJ900”のアルミふう切り文字を並べた。
 ヤマハCP(コミュニケーションプラザ)襲撃ツーリングと銘打ったイベントを18日に控え、いつもの私なら、ここをああして、あそこをこうして…と、あれこれ手を加えたくなるはずなのに、今回はちっともその気にならず、連日、ヒマさえあれば夜走りに時間を割いていた。
 喫緊の課題はひとつだけ。7月8日
の今井さんのアドバイスを盛り込んだフロントフォークセッティングである。もうひとつのキャブレターについては、7月9日の“おかわりナイトラン”にイグナイターを交換して(ASウオタニ・SPIIフルパワーキットのXJR1300-1→同XJR1300-3に)臨み、その後の調整を経て完成の域に達し、手を加える余地はなかった。
 フロントフォークに手をつけることも、もちろん考えた。だが、少々時間不足。中途半端な状態でロングツーリングはしたくないし、かとい
って元に戻してツーリングに出かけて、帰ってきてからまた続きをやるのは時間の無駄。なのでフロントフ
ォークはそのままで、ツーリング後にじっくり手を加えることにした。

 ツーリング当日が近づくにつれて気になるのは台風の動向だった。結局、前夜遅くに中止(延期)を決めたのだが、直前まで行く気満々だった私は、前日になって、11日の雨中走行で問題の露呈した継電器箱の防水対策をしようと決めた。
 路上復帰して、間もなく2カ月になろうというのに、いっこうに継電器箱の防水対策に手をつけなかったのは、ちゃんとした仕事をしようとすると、かなりメンドクサそうだからだ。ありあわせのゴムシートではなく、もっと柔らかく密着性に富んだ材質のパッキンを作り、ポリカーボネイトのフタの剛性不足を補う方法も考えなければならない。
 だが、せっぱつまると、そんなことは言ってられない。防水対策が必要なのは、接着剤を使っていないフタの周囲だけなので、そこ(本体外周と穴の周囲)を台所用アルミテープでシールし、テープを貼るのが難しい角の部分には風呂用シリコンコ
ーキング剤を塗り込むことにした。
 ついでに、フタ(3mm厚のポリカ板)を留めていたタッピングビスを

廃止し、 表面に3MのDI-NOC FILMを貼った。中が透けて見えるのが好きで、エアクリーナーボックスや端子箱などを透明なポリカ板で作ったとはいえ、この場所で中身が透けて見えるのは上品じゃない。
 ダイノックフィルムは、バイク仲間の建物内装屋さんが手配してくれた物。分厚いカラーサンプル帳を見て選んだ カーボンFRPふうの柄と、ヘアーライン仕上げのアルミふうの柄である。20×25cmのサンプルは、業者さんなら無料で手に入る。
 で、まずは カーボンFRPふうの柄のフィルムを継電器箱のフタの前面に貼り、続いてヘアーライン仕上げのアルミふうフィルムを、リアショ
ックのタンクに貼った。それだけだと、どちらのフィルムも少々残っていたので、テールライトレンズとナンバープレートの間にポリカ板を取りつけ、そこに カーボンFRPふうの柄のフィルムを貼り、その上に、ヘアーライン仕上げのアルミふうフィルムを切り抜いた“XJ900”の文字を貼りつけ、ツーリングに備えた“おめかし”は完成した。


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