XJ900の爽快チューン
2012年2月18日 - 酸素プラズマ処理でDLC膜を落としたロッドが戻ってきた
     
DLCを除去したロッド表面の干渉色。母材のステンレスまたは表面のクロームメッキに、プラズマで“焼き”が入ったせいだろう。
さっそく、古いXリングを通してスティックしにくくなっているかどうかのテスト。オイルを塗ると干渉色は消え、鈍い金色に変わる。
手元にあった古いXリングでのテストで、スティックしにくくなっているのを確認。もとのクロームメッキとの比較結果が待ち遠しい。
 1月11日に書いたように、DLCコーティングを落とすための酸素プラズマ処理を施すべく、リアショックの2本のロッドを(株)ニッシンに送った。その後、1本の処理が終わった段階でメールが来て、処理方法、途中経過の写真やレポート、評価などからなる報告書が添付されていた。
 メールの最後に“もう1本はどうしましょう?”という質問があり、1)とりあえず処理した1本を送ってもらい、現品確認する。2)1本目と同様に処理してもらう。3)その他…という選択肢が書かれていた。
 添付の報告書を見て “DLCは除去

できた”との評価を確認した私は、“2)にしてください”と返信し、処理済みの2本がまとめて返送されてくるのを楽しみに待っていた。
 戻ってきた2本のロッドは、報告書の写真で見たのと同じく、派手な干渉色を放っていた。何がどうなってこうなったのか…と、1〜2分考えようとしたが、やめた(笑)。それより、スティックしにくくなったかどうかのテストをしなければ!
 …というわけで、早速、残しておいた古いオイルシール(Xリング)を通して、12月14日にしたのと同じようなテストをしてみた。そして、

明らかにスティックしにくくなっているのを確認した。あのときダメだ
ったオイルやグリスでもまったく問題なく、するするとよく動く。
 ただ、ウチに残っているのは中古のXリングだけで、ダストシールは取り外し時に破壊してしまったし、DLCコーティングをしていない1本のロッドは今井さんのところに行ったままで、比較テストもできない。
 で、新品のXリングやダストシールでのテストやクロームメッキのままのロッドとの比較は今井さんにしてもらうことにして、再び今井さん宛に2本のロッドを発送した。


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