XJ900の爽快チューン
2012年8月24〜25日 - 2012年第3回ダンロップツーリングステーション@猪苗代(往路)
     
 4月の箱根@十国峠、5月の岐阜
@池田温泉に続く、今年3回めのダンロップ・ツーリングステーション
は、猪苗代@箕輪スキー場である。猪苗代といえば福島県。ウチからは700kmほど離れており、 走り応えのある道中になることが予想される。
 年初の打ち合わせのときに「年間5回、全部バイクで行くで!」と、うっかり口を滑らせたのが、そのまま公式告知となってイベントのHPや雑誌広告に載ってしまったのだが、そこに「全部下道で」との条件はない。京都から福島まで、ずっと高速で行ってもかまわないのである。
 だが、4月の箱根の往復に全行程下道(鳥羽〜伊良湖間はフェリー)を利用して味をしめた(笑)私にとって、今回、端から高速道路は眼中になく、往復ともすべて下道を前提としたツーリングルートを検討した。
 往路は途中予定なし。復路はバイカーズステーション編集部に寄り、爽快チューンの 連載100回記念のネタを仕込みたい。ところが、編集部のスタジオで撮影ができるのは早くて30日とのこと。26日のイベント終了後、27日から29日までの3日間、どこでどうやって過ごすかが、今回のプランニングのキモとなった。
 その中で、27日と29日の予定は、割と簡単に決まった。27日は埼玉県蓮田市のWSインターバルを訪ね、今井さん宅に泊めていただく。29日は
FISCOで開催される ハーレー・ダビ
ッドソン2013年モデル発表試乗会の撮影に行く平野カメラマンに、近場で私の走りを撮影してもらおう。

 問題は28日だ。朝に蓮田を出て、夜は御殿場近辺に泊まるのがベストである。その間に、前々から試乗してみないか…と誘っていた松田佳之くん(古くからのライター仲間)による試乗と、ピッツSさんのロングスイングアーム仕様 GX750に試乗させてもらう時間を嵌め込めばいい。
 この私、何をやっても詰めが甘いのはみなさんご存知のとおり(笑)。で、ここまで来れば決まったも同然
…と、あとは往路初日と28日夜の宿を予約したのと、ウチから猪苗代までの国道番号を、通る順番にメモしただけ。他はロクに考えず、行き当たりばったり状態で出発した。
 初日の分の国道番号メモは “163
〜25〜1〜23〜19〜361〜152〜144〜
406”である。これをBBSにアップしておいて、わからなくなったら携帯でBBSにアクセスして、 自分の書き込みを見ながら走ればいい。
 前日深夜のフォークセッティング変更+テストランのおかげで早起きできず、 出発したのは朝8時40分。最初の区間は、 163〜25…という通い慣れたルートである。その途中、ウチから30分ほどの名阪・大内ICで早くも足留めを食らってしまった。
 路面に濡れた箇所があったのと、東の空が真っ暗で、鈴鹿越えの天気が心配になったからである。雲行きを眺めたり携帯で雨雲レーダー画像を見たりして、少し待てば晴れると確信した私は、ツーリング途中と思しき3人組みのライダーに声をかけたりしながら天候の快復を待った。
 大内〜亀山間の国道25号(名阪国

道)は、場所によりウェットパッチがあるものの、おおむねドライ。交通量は少なく、快適なクルージングの末、国道1号へ。亀山〜四日市間も道は空いており、引き続き快走できたのに、23号は合流の手前から激しく渋滞。伊勢湾岸道のみえ川越ICを過ぎるあたりまで、すり抜けに次ぐすり抜けで(笑)前進を続ける。
 長島あたりで少々流れがよくなるも、名古屋市に入るあたりから再び渋滞。そんな23号に嫌気がさして、テキトーな出口で降り、19号をめざす。名古屋は土地勘があり、名城−名駅−金山−千種の4点の位置関係や地下鉄東山線の全駅名が頭に入っていたりするが(笑)、そんなのは何の役にも立たず、[金山↑]の標識を見かけなくなったあと、大須と大曽根あたりで道に迷ったようだ。
 ただ、次は国道19号…という確かな目標(笑)があったので、2回とも信号待ちで並んだ車のドライバーに尋ねて難関の名古屋市街をクリア。昼ごろには見覚えのある春日井を通過し、東名をくぐった先の丘陵地帯を走りはじめて、ようやくツーリング気分に浸ることができた。
 いい感じで走りはじめたばかりなのに、道端にデニーズの看板が現われた。ファミレスはデニーズ、ファ
ーストフードはウェンディーズ(去年末より新生スタート)が好みの私は、見た瞬間に“入る!”と即決。昼メシのことなどまったく考えていなかったのに、デニーズの看板を見たとたんに“パブロフの犬”状態になり、急に腹が減ってきた。
国道23号から離れ、金山を目指す途中、暑くてたまらないので水分補給に立ち寄ったファミリーマート、名古屋港木場店。
国道406号の上田/須坂市境の三叉路を曲がり、もうすぐ峰の原高原スキー場…というところにペンション・リミニはある。
 軽くランチだけのつもりが、けっこう長居してしまったのは、店内がとても快適だったから。いや、要するに、冷房が効いていて、座りごこちのよい席だったというだけなのだが“炎天下を長時間バイクで走るなんて、バカじゃないの?”みたいな気になったのは確かだ(笑)。
 だが、こんなところで涼しくなるまでぐずぐずしていると先が思いやられるので、何とか1時間以内で切り上げて再び前進。春日井から先は中央道の記憶が鮮明なため“すぐに中津川”だと思っていたら、これがとんでもない間違いで、予想外に時間がかかる。それでも嫌にならず、気分よく走れたのは、昨夜の変更でますます感触のよくなったフロントフォークと、このエンジンではこれ以上望めないんじゃないかというほど気に入っている夏用キャブ&点火時期セッティングのおかげだ。
 中津川から先も19号を快走していると、見覚えのある道の駅にやってきた。2006年10月、Club SRXの全国オフに参加したときの休憩ポイントだったような気がする。とりあえず乗り入れたものの、日陰がなく、隣にガソリンスタンドがあるのを見つけたので、そっちに移動。出発から252km、前回の給油から330km走って14.55リットルだから22.68km/L。なんだ、このところの街乗りと変わらんじゃないか…と、少々ガッカリ。
 それにしても暑い。かなり山に入
ってきた気がするのに、この暑さはどうよ? 記憶では、この先すぐに19号から外れ、権兵衛峠に向かった

ようで、 確か361号への分岐がわかりにくかったよな…と思い出し、スタンドのお姉さんに道を聞く。すると彼女は、ニッコリ笑って「まだまだうんと先ですよ」だとさ(笑)。あ
〜、聞かなきゃよかったわい。
「お気をつけて〜」の声に気をとり直し、なおも木曾谷を北上。ようやく[361 伊那→]の標識を見つけたときは“あ〜、これでやっと涼しくなる〜!”と、ほっとした。
 木曾谷から伊那谷へ抜ける 361号に入って間もなく、変わった形の
ープ橋
がある。その1個目の右コーナーを立ち上がり、2個目の左に向かって切り返そうとしていたとき、いきなり大粒の雨が5滴ほどヘルメ
ットのシールドを叩いた。ヤベぇ、雨宿りじゃ…と、あたりを見回すが避難できそうなところはなく、ええい、ままよ…と走り続けると、すぐにトンネルがあった。それが権兵衛トンネルで、抜ければ伊那谷だと思い込んでいた私は“向こう側は晴れに決まってる”と、何の根拠もないのに信じ、そのまま駆け抜けた。
 ところが、なんだかようすが変なのだ。景色も天気も変わっちゃいない。おかしいなぁ…と思っているとまたトンネル。その短いトンネルを抜けるとまたまたトンネル。そいつを抜けると激しい雨。だが、すぐ先に4つめのトンネルが見えたので、とりあえずその中でどうするか決めよう…と、止まらずに進入した。
 入った途端に、これこそ権兵衛トンネルだとわかった。空気の冷たさが全然違う。若干湿っぽくはあるが

充分以上にひんやりして、スピードを上げると寒いほど。うひょ〜、こりゃええわい…と、雨宿りのことなどすっかり忘れて冷気浴に夢中になること数分。長いトンネルの先の伊那谷には青空が広がっていた。
 ここからしばらくの区間、眼前のパノラマは絶景だった。写真を撮りたい衝動に何度も駆られた。だが、この縦横に広がる景色のどの部分を切り取るか、迷いはじめるときりがない。納得できる1カットのためにこのあたりで費やせる時間は、そう長くない。だから、やめた。
 谷に向かって延々と坂を下ったところで伊那の市街に入る。ここで久しぶりに渋滞に遭遇。勘を頼りに川沿いの脇道に入り、飯田線の踏切を渡ると国道153号に出た。361号に引き返すべく左折し、次の大きな交差点で右折待ちをしていると、見たことのある景色なのに気がついた。
 あ! ここはあのときの、超特大ソースカツ丼を食った中華飯島の目の前じゃん…と気がついたときはしかし、すでに天竜川の橋の中ほどにさしかかっており、そういえば小池モータースも近所だったよなあ…と思い出しつつ、今回はどちらにも寄らずに先を急ぐことにした。
 伊那から高遠までの道は、期待に反して退屈だったのと、眠さのせいで、よく覚えていない。しかし、高遠で361号が終わり、152号に入ってからは、延々と続く自分好みのコースレイアウトのおかげで眠気も吹っ飛び、思う存分、景色を眺めながらの快速ツーリングを楽しんた。
高原の涼しい空気に包まれた出発前のひととき。いくらしゃべっても足りないオヤジ3人。このあとプチ試乗会が始まるとは…。手前が、リミニ流・爽快チューンを施されたBMW R80GS。フロントブレーキは、ベルリンガーの6ポットを使ったワンオフだ。
 高遠から杖突峠までの、カーブもアップダウンも緩やかなワインディングを堪能したせいか、タイトな杖突峠の下りと、その先、茅野からのメルヘン街道〜大門街道は、大して楽しく感じられず、淡々と走り続けて上田市へ。途中“マルメロの駅ながと”という名の道の駅から、今夜泊まる予定のペンション・リミニの大平くんに電話をし、道を教えてもらったおかげで、少々わかりづらい上田市内で 迷わず国道144号に入ることができ、その後も一度も悩まず夕闇迫るペンションに着いた。
 オーナーの大平夫妻とは、彼&彼女が京都のカスノモーターサイクルに勤めていたころに知り合い、大阪府寝屋川市でピットイン・リミニというオートバイショップを開業してからは、一時期、私がヤマハ純正部品の購入ランキング1位だった(今XJ900に装着している エキパイやマフラーはそのときに買った)などなど、書き出すときりがない濃ゆ〜いおつきあいをしていただいていたのだが、この地に移ってペンション&ガレージを始めてからは、2000年の夏に一度泊めてもらっただけ。ときどき電話でやりとりしているとはいえ、積もる話は山ほどある。
 そんなわけで、夕食を挟んでのおしゃべりは、先にチェックインしていた名古屋からの BMW K1200RSのお客さんも交えて延々と続き、危うく午前様になるところだった。
          ●
 前夜の約束どおり、朝食は7時半から。6時半に起きた私は、近所を

軽く散歩してからダイニングルームに向かった。ここでも昨夜に続き、3人で盛り上がる。 K1200RSさんはこれから白馬のイベントへ、ビーナスラインを走って(四角形の三辺くらいの遠まわりをして)行くそうだ(笑)。出発準備をすべくガレージに向かったところで、また、ひとしきり、ガレージ内のお宝を眺めつつバイク談議。 話の弾みでK1200RSさんが大平くんのR80GSと私のXJ900に、私がR80GSに試乗することに…。
 80GS大平号については、私自身が基準を持ちあわせないため、評価の難しい対象ではあるが、動くべきところが全部ちゃんと動き、その予測と制御がしやすい好マシンだった。
 そんなことをしていると時間の経つのは早いもの。気がつけばとっくに9時を過ぎ、またしても出遅れ気味の出発になってしまった。
 国道406号に入るT字路でK1200RSさんは左、私は右へと別れ、大平くんに教えてもらった 406〜403〜292を経て 飯山市に入ったところで117号へ。あとは新潟県十日町市までず
っと、 千曲川&飯山線沿いの117号を進めばいい。この区間は、一部改修中の箇所を除き、ほとんどが改修を終えた高規格の快走路だ。都市部以外の対面通行区間でも道幅がたっぷりあり、おまけに空いているとあ
って、気を緩めると高速道路以上のスピードに達してしまう。
 そんな道を、見通しがよく、Rが大きく、緩い下り坂のコーナーに的を絞ってコーナリングを楽しみ、他は緩やかに流しつつエンジンと足ま

わりの感触を味わう。こうした気ままな走りができるのは、下道のソロツーリングならではの醍醐味だ。
 117号を 60kmほど走ったところで十日町の市街地に入り[253 →]の標識を発見。あれ? 曲がるのは252だったはずだが…。ん? ひょっとすると253だったかも…と 不安にな
って、信号待ちでとなりに並んだクルマのお姉さんに聞いてみる。
「ごめんなさい。遠くから来たからよくわからないの」と言われてナンバーを見ると栃木の人だった。
 う〜む、こうなったら、喫茶店にでも入って聞くしかないな…と思った瞬間、自分の体内でカフェスイッチが入ってしまった。これは厄介なもので、最悪、どこでもいいから、とりあえずカフェと呼べる店に入って腰を落ちつけ、コーヒーを飲まない限り解消しない。 で、117号線に沿った十日町の市街をぐるぐる走り回り、やっとのことで開いている喫茶店を発見。市街地の南端から東に向かうのが253号、 市街地を北に抜けたところから東に向かうのが 252号で、 252の分岐は、ここからまだ5kmほど先だと教えてもらった。
 ゆっくりとコーヒーを飲んだあとでトイレに行って、ソーシャルウィンドウが全開なのに気がついた。今日は一度も立ちションをしてないから、ひょっとすると朝からずっと全開だったのかも…(笑)。げげっ、恥ずかし〜。このお店のお姉さんと、さっき道を尋ねた栃木ナンバーのお姉さん、ふたりとも気づいてませんように…と祈るしかない(笑)。
青天の下、只見川のダム湖沿いの国道252号を快走するW800。とても74歳とは思えぬ、若々しい走りに感服。
事故現場で知り合った“おやっさん”。温泉めぐりのソロツーリングが何より好きな74歳。W800はベストチョイスのような気が…。
ここで“おやっさん”と別れ、私はなおも252を会津若松方面に進む。少し先の会津川口で給油した。気温は33度もあった。
 道がわかったところで、ソーシャルウィンドウをしっかり閉めて、引き続き前進である。十日町で右折すれば、あとはずっと、会津坂下で49号に突き当たるまで、 約140kmにわたって252号を走り続ければいい。
 252に入ってしばらくの間は、 ウチから近い三重/滋賀県境の丘陵地帯に似た景色の中を進む。道路規格は117より明らかに低く、 川沿いの平地の中をうねうねと曲がり、いくつもの集落をかすめていく。そんな景色が一変するのは、魚沼でいったん17号と合流し、少し東に走ったところで再び分岐してからである。
 ここから先、沿道の景色はぐっとひなびた感じになり、進むにつれて集落は小さく、左右の山の間隔が狭くなってくる。そして、かつて国鉄只見線(只見に達していなかった)の終点だった大白川を過ぎると、渓流づたいに新潟/福島の県境を越える本格的な山岳路に変わる。
 大白川で最後の民家を見たあと、延々と無人地帯を走っていくと、やがて上り勾配がきつくなり、いくつものヘアピンカーブが連なる峠越えにさしかかる。そのヘアピンをいくつかクリアしたところで、短い直線の道端に、バイクが1台放置してあるのが見えた。あれ? こんなところに停めて、何してるんだろう…と思いつつ次の右カーブを曲がると、次の左カーブの外側に、もう1台のバイクと3人の男の姿が見えた。手を振って走り去ろうとした私の視界の端に、妙な位置にある3台目のバイクが…。どうやら事故らしい。

 少し先の道端の空き地に自車を止め、歩いて現場まで引き返す。そして、3人から聞いた話を総合し、全貌が判明した。少年AとBがツーリング中、Aがヘアピンで転倒し、Aは軽傷で済んだが、滑走したバイクがガードレールの支柱に激突してフロントフォークが破損。前を走っていたBは、Aの転倒に気づき、次のカーブの先に自車を停め、救援に。そこに仙台からツーリング中のCが通りがかった…というわけだ。
 私も加わり、4人で対策を考えていると、練馬ナンバーのW800が通りがかり、そのライダーもマシンを降りて駆けつけてきて、5人で相談。その結果、BがAを後ろに乗せ、とりあえず携帯が通じそうな大白川まで走る。Cは大白川までBを先導。携帯が通じたら、バイクの引き上げを頼むとともに、近くで開いてそうな外科の診療所を探す。できれば救急車は呼ばない。診療所が見つかれば、CがそこまでA+Bに伴走してやる…ということになった。
 74歳のW800ライダーは、AとBに「これからは気をつけてな。事故をせず、親にも心配をかけなければ、ずっと楽しめるんだから」と声をかけたあと、私に向かって「アンタもまだ20年以上乗んなきゃならないんだから、ケガなどしないように」とありがたいお言葉をくださった。
 そのおやっさんの行き先は、南会津のなんとか温泉とのことで、現場からしばらくの間、後ろを走らせていただいた。抜こうと思えば抜けなくはないが、けっこう速い。タイト

コーナーではザーッ・ザーッと、どこかが接地したまま旋回し、途中に凹凸があればガガッ・ガガッと音を立てつつ、何事もなく進んでいく。
 只見駅前の交差点でおやっさんと別れたあと、ガソリンの残量が心配になってきた。 前回の給油後400kmを超えているのに、一向にリザーブにならないからだ。ひょっとしてコ
ックがRESやPRIになったままでは…と、何度チェックしてもONである。普通はそれで安心するものだが、私の場合は、コック本体から筒が抜けてリザーブが効かずにガス欠…という苦い思い出がある。去年、抜かりなく対策をしたから大丈夫なはずだが、ことがガス欠だけにリスクが大きい。只見駅前からずっとスタンドを探し、ようやく見つけたときには418km。17.12リットル入ったから、ここまでの燃費は24.42km/L。 やっとツーリングらしい数値が出た。
 そこから会津坂下まで、ずっと只見川に沿って下っていく。徐々に…徐々に、両岸の山が低くなり、代わ
って、遠くに高い峰の連なりが見えてくる。坂下で49号に入り、しばらく走ると目の前の景色が拓け、唐突に平地に出た。あたりの眺めは、初めてなのに懐かしく、雄大なのに優しさを感じさせる、大都会近郊からはとうの昔に消え去ってしまった日本古来の田園風景に違いない。
 そんなけしきの中を、走らせてもらうといった感じで、そろそろと進むと猪苗代湖畔に出た。ここまで来れば着いたも同然。湖畔の49号から会場に向かう115号に左折した。


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